柔らかな表現で情景が丁寧に描かれている
当たり前のように経験している日常が綺麗で選ばれた言葉で描かれていて、ハッとさせられます。
詩やポエムショートショートとも違う情景描写に特化した新しい短文形式を生み出した次世代の新星と断言出来る
散文的な詩です。肩ひじ張らずに短編小説を読んでいるような感覚です。情景描写が目に浮かぶとても映像的な表現が素敵です。
「わ~、好いなあ」「わ~、たまらない」 と何回溜息をついたやら。 特に、野良ピアノ弾きたちの…いずれも皆、踊る風のようだった。(情景52 陽だまりとピアノ) 世界一イカした描写です。 何…続きを読む
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