第19話 総評

 さて、ここまでお付き合い頂き、誠に有り難う御座います。という事で、紅茶とコーヒーと五種類の砂糖の組み合わせ、全て味見をしてみました。


 ここからは、私がその味見で感じた事をまとめて書いておこうと思います。ご参考になれば幸いです。





 まず結論から申し上げると、


「紅茶には砂糖を入れない方が良い。入れてもグラニュー糖を少量だけ」


「コーヒーにはどんな砂糖でも受け入れる度量があるので、何でも大丈夫。ただ、白砂糖と三温糖は少し格が落ちる」


という感想です。

 紅茶でも、もっと渋味の強いアッサムCTCやコクの強いルフナBOPあたりに砂糖を使えば、また印象は違ってきていただろうと思います。

 しかしそういった紅茶というのは、一般のスーパーでは往々にして入手しづらかったりしますので、そこは仕方ないと思います。


 ただ、コーヒーは通常のチェーン喫茶店のブレンドでも、砂糖の甘さに相殺される事も無く、ちゃんと個性を発揮できていた所は驚きでした。

 これなら、様々な砂糖を入れてアレンジをしても、良い相性になると思います。

 おそらく、インスタントコーヒーや缶のブラックコーヒーでもこういう結果になったかと思いますので、是非ご家庭でもお試ししてみて下さい。





 そして砂糖の個性についてですが、簡単な配列で表してみました。


甘さの強さは、

黒糖≧三温糖≒白砂糖>グラニュー糖>きび砂糖


砂糖が持つクセ

黒糖≒きび砂糖>三温糖≒白砂糖>グラニュー糖


という印象です。あくまで私が感じた配列ですので、参考程度に見て頂けると有り難いです。


 やはり黒糖の甘さの強さとサトウキビ感は、他の砂糖よりも強いものでありました。


 三温糖と白砂糖は、後味のわずかな『ベタつき感』がありましたので、甘く煮込んだ『チャイ』などに利用するのも良いかと。


 一番クセが無く甘さも程々なのはグラニュー糖ですね。おそらくこれが、コーヒーにも紅茶にも最適解だと思います。


 きび砂糖は、やはり料理の方が向いているかな、と思います。ほのかな甘味とサトウキビの個性をプラスしてくれますから。






 このような感じになります。

 皆様も体験してみるのも良いと思いますので、お暇でしたら是非。

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『紅茶・コーヒー』と砂糖の相性~紅茶・コーヒーのコラム番外編~ 皇 将 @koutya-snowview

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