概要
高齢者の5人に1人がゾンビ化する日本で、若者はゾンビ退治に追われていた
ゾンビによる災害が多発する日本。大学生の平林義昭は夏休みを利用して被災地ボランティアに赴いていた。ボランティア初日、話の合う女子大生との出会いもあり、わくわくしながら災害ボランティアセンターの受付に並んでいた平林だったが、突然現れた男に連れ去られ、強制的にチームの仲間にされてしまう。その男こそ被災地でゾンビ退治を専門としているNPO法人ゾンビ殲滅部隊(通称:ゾンビ殲)の一員だった。平林はゾンビ殲の活動に参加することで、被災地の過酷さを知ることになる。
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- ★★★ Excellent!!!おじいちゃんおばあちゃんが1秒後には、ゾンビ。
高齢者の5人にひとりがゾンビと化すようになった日本。その新たな天敵による災害へ対するのは自衛隊や警察ならず、プロフェッショナルの市民団体である。生物学を専攻する大学3年生・平林義昭は、夏休みを利用して被災地ボランティアへ赴き……ゾンビ殺しのプロたちに見いだされた。
設定、いいですねぇ。ゾンビは戦闘力高いだけじゃなくて感染力まで持ってる、絶対倒さないといけない敵です。でもゾンビの見かけは高齢者そのままで、もともとはどなたかのご家族。感情、倫理、法律、あれこれが絡みあった末に市民団体が仕末を請け負うようになりました。これを端的にまとめられる構成力はすばらしいのひと言。
加えて主人公の義昭くん…続きを読む