インタビュー語録⑤


     インタビュー語録 ⑤


「世紀末を音楽で祝う。最高だろ?」

「こんなに大勢が集まるとは思わなかったな。みんなが俺たちに期待をしている」

「年齢をいい訳にはしたくない。若い奴らに負けているとも思えない」

「世界はきっと、続いていく」

「疲れるってことはないな。ライブをして疲れるって、おかしな話だろ? 音楽を楽しんでいるだけなんだからな」

「なにも起きなかったのは、いいことなのか? 少しつまらない気もするよな」

「世界はいつまでも続いていく。俺も、いつまでも生きていく」

「くだらない連中が多いのには驚いたな。死んでなんになる? 無意味な連中だ」

「命を大切にしろなんて思わないけどな。死ぬまで必死に生きてみろ!」

「世界が変わることはいいことだ。どんな結果になっても、俺は歓迎する」

「平和がなんなのか、俺にはわからない」

「俺は自由を求めている。自由は、俺の生き様なんだ」

「殺し合いの中にも、希望はある」

「俺たちにとって、国なんて無意味だ」

「戦争をしたいのなら、勝手にすればいい。俺はどこででも歌い続ける」

「昔のことに、興味がある。俺は今、失われた歴史以前に夢中なんだ」

「その時代に比べれば、今の方がまともだろうな」

「偽りの平和を求めたのが間違いの始まりなんだ」

「悪いことばかりじゃない。ビートルズの生まれた世界だ」

「今興味を持っているのは、映画だな。一度見てみたいと思っている。物語を演じるなんて、楽しそうだ。ビートルズも映画を作っていたらしいからな」

「人間は、愚かだな。宗教に頼っても意味がない。神を信じるのなら、それでもいい。けれど神がどこにいるのか知っているか? 教会やお寺にはいるはずもない。いるとしたらそれは、自身の心の中なんだ」

「不思議だよな。今ある宗教は、大きく分けると二つになる。同じ神を信じているのに、違う思想を持っている」

「いつの日か、俺たちを祀り上げた宗教が生まれるかもしれないな。今では四つの宗教だけど、昔はもっと多くの宗教が存在していたらしいからな。どこかの国では、皇帝が神の名を騙っていたそうだ」

「はっきりいわせてもらうよ。キリストなんて、幻だ。実在していたかどうかを言っているんじゃない。過去の人間なんだ」

「その言葉の重みは、今でも通じている。それは認めるさ。俺も影響を受けている。けれどな、その言葉はもう、過去のものだ。一度死んでしまった言葉なんだよ」

「その通りだよ。神なんて、存在しない。それは確かだ。もしもいるのなら、俺に一言挨拶があってもいいだろ?」

「キリストって人はな、神が存在しないことを知っていた。だからこそ、神を深く信じることが出来たんだよ。シッダールタにしても同じだな」

「俺がやらなくて、誰がやる? 世界中が俺を待っている。俺は以前と同じように世界を周り続けるだけだ。誰にも邪魔は出来ない」

「不思議だよな。俺たちがライブをしている時間は、殺しが止む」

「俺たちは常に新しい音楽を作り続けている。新曲だけじゃない。ライブに来てくれる人ならわかるだろ? 俺たちの曲は、日々進化をしている。同じ曲でも、一度として同じ演奏をしたことがない。まぁ、正確には出来ないんだけどな。誰も元の演奏なんて覚えちゃいない。俺たちは常に、一発勝負の演奏をしているんだ」

「歴史に名を残そうなんて考えたことがない」

「世界を変える力があるのは、俺たちの音楽じゃないんだ。俺たちの音楽を聴いてくれる人たちの力だよ」

「考えが変わるのは、当然のことだろ? いつまでも同じ考え方をしているのは、つまらない。俺は頑固なジジイにはなりたくない。人の思考なんて、もとから曖昧なものなんだ。変化をするのが自然なんだよ」

「新しい作品を作ったつもりはない。これは、新しい音楽なんだよ」

「失われた歴史以前の音楽は、過去の全てがビートルズに集まり、その後の全てがビートルズから発せられたものだ。今となってはその真実を確かめることは出来ないけどな、俺はそう信じている。そして今ある音楽は、ライク・ア・ローリングストーンから発せられたものだ。といっても、今の今までは、それもまた、ビートルズからの延長だったんだ。俺たちはビートルズから強く影響を受けている」

「そういうことだよ。この作品では、ビートルズの呪縛から離れることが出来た。俺たちだけの、全くの無からの音楽を生み出すことに成功をしたんだ。ビートルズの時代が、ようやく終わりを迎えたってことだ」

「それは違うんだ。ビートルズの音楽がライク・ア・ローリングストーンに集まってきたとは言えないな。影響を受けてはきた。けれど俺たちは今まで、ビートルズやローリング・ストーンズの作り出した音楽を模倣していたにすぎない。全てのバンドがそうなんだ。俺たちを模倣しているバンドもいた。どのバンドも、俺たちも含めて、真にオリジナルなんかじゃなかった」

「ようやく辿り着いた・・・・ か。その表現は、好きだな。遠回りをしたつもりはない。好き勝手に音楽を楽しんできただけだ。結果として、辿り着いただけだけどな。辿り着くつもりがあったわけじゃない。辿り着きたくて辿り着ける場所でもないからな」

「時代は確実に変わるだろうな。今までの音楽は、全てが過去になってしまうだろう。俺たちはようやく、ビートルズのいた位置に辿り着いたんだ」

「ライブを続けながら一曲ずつ仕上げていった。時間はかかったな。けれどその分、濃い内容にもなった」

「哀しいことなのかもしれないが、以前のような見せかけの平和の中では生まれることのなかった作品だ。こんな時代になったからこそ、生み出せた本物の音楽だ」

「この先の目標なんてないね。相変わらずだ。転がり続けるしかない」


「いいアイディアだと思う。死ぬ時はみんな一緒って訳だ」

「どうでもよかったよ。死ぬ覚悟なんてしたことはないけどな、いつ死んでも仕方がない。後悔する人生を送ってるつもりもないしな。死んだら死んだで、それまでだ」

「自殺を選ぶのは、人間だけだろ? 上等なこった」

「時代は変わる。その証明が出来て、嬉しいね」

「殺し合いが好きなわけはないだろ? キースの家族も死んでいる。俺の友達も、殺された」

「国になんて興味はないね。勝手にやっていればいい」

「宗教は、危険だ」

「暴力的な社会になっちまった。けれどこれが人間らしいのかもな」

「音楽には不思議な力がある。誰もが夢中になれるんだ。嫌なことを忘れられる」

「世界はそれほど変わっていない。街を歩くと感じるんだ」

「ただ少し、生きている実感がある」

「特別な作品ではあるな。けれど俺としては、自然な流れだよ。長い時間をかけたが、ようやくライク・ア・ローリングストーンの音楽を作り上げることが出来たってだけだ」

「俺たちはいつだって変わらない。今までの俺たちを見ればわかるだろ?」


「僕はあまり乗り気じゃないよ。夜中に演奏なんて、身体が動かないんじゃないかと心配だね」

「予言なんて、いい加減なものじゃないか。あんなもの信じている人がいるのかい?」

「会社が倒産するのはわかっていたけど、こういう結果になるとは思わなかった。無意味な争いを始めてしまった」

「若者の力は素晴らしいね。あのままの混乱が続いたら、世界は間違った方向に進んでいったと思うよ。だからといって、今が正しい道とも思わないけどね」

「父が宗教にはまってしまったよ。今度は僕が父を勘当する番なのかな?」

「僕らはいつだって、無宗教さ。強いていうなら、ビートルズ教かな?」

「戦争が悪いとは思えない。いいとも思えないけどね」

「理想を求めるのなら、なにかと戦わなければならないのは当然のことだよ」

「不思議なことがあるんだ。デビューして四十年以上が経つけど、いまだに僕たちのライブには人が集まる。どこの国に行っても変わらない。いったい世界には何人の人間がいるっていうんだい? 今までの観客動員数を調べてもらったんだ。世界の人口の十倍は超えているそうだよ」

「この世界は好きだよ。生まれた時からずっとね」

「作品の素晴らしさは、周りが勝手に判断をすればいいんじゃないかな? 僕にとっては、いつもと変わらない一枚だよ」

「この先もまたツアーが続くんだ。キースは死ぬまでライブを続けるつもりなんだろうね。もちろん僕も、それに付き合うつもりでいるよ」


「キースの発想には驚かされるよ。いつだってクレイジーだ」

「世界が終るなんて、あり得ないね。だってそうだろ? 僕たちのライブがあるんだ。そんなもったいないこと、誰がするっていうんだい?」

「自殺をするなんて、もったいないと思わないのかな? 楽しいことは、山ほどある。辛いことだって、楽しめばいいのにさ」

「どんな時代が来たって、僕には関係ないことだよ」

「会社が倒産をしても、国が出来ても、若い力が代等しても、結果は大して変わらないんじゃないのかい?」

「僕の世界はいつでも一つさ」

「僕にとっては、ミックこそが神だね」

「こんな時代にも自由に世界を飛び回れるのは幸せなことだよ。まぁ、飛行機の移動はちょっと、考えものだけどね」

「革命という言葉は、この作品のためにあるんじゃないかな?」

「僕たちがツアーを続ける限り、この世界は平和だよ」

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