ボーイズトーク?

キーンコーンカーンコーンとチャイムがなる

今日の授業は全て終わりSHRに入る。

放課後にも予定は無く帰ったら引っ越しの荷物などの整理をしようと思っているがなんかやる気にならない。

それもそのはず、昨日は立てこもり事件を処理したのであるからだ。

人生で初めて俺の銃口に気がつかれた。

気づいた奴は即死だったが700m先によく気づいたのだ。

俺でも気づく自身はない。


「日直、号令お願いします」と進藤先生は言う。

今日の日直はショートヘアでTHE運動系の種島咲さんだ。

性格としては明るく結構人望が厚いようだ。

俺は少し話したことがあるくらいだ。

確か部活はソフト部だったような気がする。


「「「ありがとうございました」」」




「浩一は今日予定あるか?」と悠一が尋ねてきた。

「特に無いけど」

「じゃあKITTOにパフェ食べ行かないか?」

「いいけど男2人でか?」

「ああ。男同士で食べるのもアリじゃねぇか?」

「そうだな。じゃあ早く学校を出るか」

「おぉ!」と言いバッグを持って教室を出た。




在来線に乗り他愛ない会話をしていると博多駅に着いた。


博多に着いたら博多口に向かい外に出ると隣にKITTOはある。

(KITTOとは、実際にはKITTEである)


俺たちは地下に向かっている。

まだ時間が早いせいかそこまで混んではいないがそこそこいる。

幸いにも俺たちが向かっているところは混んでいなかった。


「いらっしゃいませ!お二人様でしょうか?」

「はい」

「ご案内します」と店員さんに着いて行った。



「何にする?」と悠一が尋ねる。

「シンプルにチョコパフェにする」

「じゃあ俺はストロベリーパフェ」と言い店員さんを読んだ。


「チョコパフェを1つとストロベリーパフェを1つとアイスコーヒーを1つ」を注文した。



「なぁ浩一。昨日の放課後校門でメッチャ可愛い子と話していたけど知り合い?」と聞いてきた。


「あいつは元カノ。中学1年から付き合っていたけど卒業と同時に自然消滅。3年になったらデートとかする暇無かったからな」

「けど元カノの方はまだ好きじゃないのか?」

「たとえそうでも俺はまた付き合い出すことは無いけどね」

「ふーん。なんか勿体ないような気がするけどな」

「そうでも無いけどな」

「ちなみにこの際聞くが浩一は童貞?」

「それ今聞くか?まぁ童貞だが」

「おぉ同士よ!」と感激の目を向ける悠一。


すると、「おまたせしましたチョコパフェとストロベリーパフェのお客様」

お目当のパフェが届き俺はアイスコーヒーも届いた。


スプーンで生クリームをすくい口に入れた。

「美味しい」と言い次から次へと口に入れた。

「あぁ確かにウメェ」と言い悠一も口に頬張る。


そして悠一がとんでも無いことを言い出した

「浩一はどっちが好きなのか?」俺はコーヒーを吹き出しかけた。


「ぶっ!?お前なんちゅう事聞くんや!?」

「いや気になってな。どっちも気がありそうだし」

「そんなまさか…」

「お前まさか気づいて無かったのか!?」

「あぁ」

この俺が2人の気持ちを気付かなかった。けど奈央ちゃんはわかるけど涼風さんは無いだろう。出会ってまだ僅かなのに。けど朝マンションのエントランスで待っていた。

あれっ?優しいにも程があるな。よく考えれば俺のこと好きなんじゃね?


「言われてみればそうだな」

「だろ!」

「まぁ悟られないように過ごすか」

「確かに下心丸見えで接するよりいつも通りでいた方がいいな」と悠一も納得した。


今日ぐらい俺が払ってやるかと思い伝票を手にした。

「俺が払う」と言い財布を取り出した悠一を宥めた。


「あざます!」と言い悠一は財布を直した。


「2400円になります」

「2500円からお願いします」

「100円のお返しとなります!ありがとうございました!」


「ご馳走さまでした」と悠一。

「何なら夕飯も食っていくか?」

「マジっすか!今日親が誰もいなし夕飯に迷っていたんだ!」と食い気味の悠一。

「何が良い?」

「焼肉!!」と即答したので食べ放題ではないが俺の行きつけの店に行った。

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