番外編 アメリカにて

「日本の少年はどうした?」とFBI長官ジョージ ケリーが、秘書であるクレイトン メアリーに尋ねた。

「彼なら、しっかり仕事してくれてますよ。しかし、近いうち総理のボディーガードとしてアメリカに来ますがお逢いしますか?」と返した。

「そうか。では手配してくれ。ブラックにも学校での拳銃を持たせろ。アメリカのギャングにとっては1番の敵であるし、日本の犯罪者もすぐに気付くだろう。本人の意思で発砲命令を出して良い言っておけ。」と長官が言った。

「了解」とメアリーが敬礼した。


「久し振りですね、ブラック大佐。彼、山本浩一への拳銃携帯命令を発令します。学園への了承を取って下さい。緊急時では本人の意思で発砲して下さい。こちらでは、日本の防衛省への許可を取ります。もちろん、あなたたちも拳銃を常に所持していて下さい。」と命令した。


「了解。本人への拳銃携帯命令を発令します。」とブラックが返答した。


「因みに、奴らが動き始めています。気をつけて行動して下さい。」

「分かりました。」と返した。

ブラックとメアリーの連絡が終わった。


「さてと、私たちは日本の総領大使館に伝えなければならないな。あと、NCISにも伝えておけ。海軍とも関係があるようだ。」と言った。


日本では

「大変なことになったなぁ。第三高校にも伝えなければならないのかぁ...

めんどくさいなぁ。」と呟きながら高校に電話を掛けた。


「もしもし、第三高校ですよね。校長先生を出して下さい。ブラックと言えば分かると思います。」と電話に出た者に伝えた。

1分後…校長が電話に出た。

「久し振りだなブラック。お前から学校側に電話するとは良くない話だな。どういう用件だ」と校長は言った。

校長とブラック大佐は、大学時代に留学地のホームステイ先だった。


「あぁ、良くない話だ。山本浩一を知っているだろ。あのボディーガードの。まあ、所属はFBIなんだけど。」とブラックは言った。


「知っている。なんか学校側に何かあるのか?」と尋ねた。


「学校側に拳銃携帯命令を出してくれ。アメリカFBI本部からの命令だ。そのうち、防衛省含め文部科学省からも指令が来るだろう。」とブラックは言った。


「分かった。拳銃携帯命令を受理する。大変なことになったな」と引き受けた。


「しかし、そっちばかりが命令されるのはあまり好きではない。彼を風紀委員会に入れたい。これを受け入れてくれるか。」と校長は提案した。


「これは、本人が決めることだ。そっちの委員長にでも浩一と会わせておけ。」と返した。


こうして、ブラックと校長の通話は終わった。

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