第10話 平塚奈央side リビング
「男の人の家は、どんなリビング何だろう」とグーグル先生に助けを求めた。
浩一の家のリビングは、まだテーブルとテレビしか無い。
後は、全てダンボールの中だ。
保育園児の頃は、よく浩一の家に遊びに行っていてまだ、鮮明に覚えている。
調べてみると、高級感溢れるリビングが出てきた。
しかし、木が多く、木細工などを作ることが苦手なのだ。
下手に弄ったりしないで、自分の家みたいなリビングにする事にした。
広さは、浩一の家の方が断然広いが方位は同じで、ほぼ同じと言っていいだろう。
ダンボールを開け、最初に空気清浄機が出てきた為、テレビの横に空気清浄機を置いた。
次に出てきたのは、レコードプレーヤーだった。
「これって、レコードプレーヤー!」と驚いた。
今では、スマートフォンや音楽プレイヤーで聴くのが主流となっているが、ダンボールにはレコードプレーヤーが入っていた。
しかし、音楽プレイヤーも近くにあった。
何故、レコードプレーヤーがあったかというと、浩一の好きなアーティストは、浜田省吾、安全地帯だからだ。(作者が好きなアーティストを浩一の好きなアーティストにしました。何故なら、最近流行っているアーティストをあまり知らないからです。知っているのは、アニソンやボカロのみ。
80年代が大好きなので、浩一にも自分の好きなアーティストを同じにしました。)
「レコードプレーヤーってどこに置けば良いのかなぁ」と考え、一時保留した。下手なところに置いて、何かあったら大変だからだ。
音楽プレイヤーはもうひとつのダンボールに入っていた、キッチンラックの上に置いた。
テレビと一緒にブルーレイはセットされていたから、ほぼ終わりだった。
最後に、カレンダーを貼ったりしていた。
みんなが終わってきて、全員集合になった。
1人ずつ、確認していきリビングの方は「とても良いよ」と褒められたので嬉しかったけど、深雪ちゃんのキッチンは「完璧」と言われていたので、羨ましかった。
山下くんが担当した、風呂では殺風景でちょっと呆れてしまった。
誰も気付いていないようだが、シャンプーと書かれている容れ物に、ボディソープが入っており、ボディソープと書かれている方にシャンプーが入っていた。
小声で浩一くんに「シャンプーとボディソープが逆になっているよ」と伝えた。何より、聞こえていてよかった。
これから、時間があまり「これから、何しようか?」とみんなに尋ねると、浩一くんはしんけんな眼差しで「中学時代の事について話すよ」と言った。
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