校長室にて

体力テストが終わり昼休みとなった。浩一と悠一は学食で深雪と奈央は弁当を持ってきているそうだ。

しかし、この学校では弁当をカフェテラスに持っていく事は禁止されているため昼は別々に取った。


「すみませ〜ん。山本浩一さんはいらっしゃいませんか?」とある女性が尋ねてきた。

この女性はこの学校の生徒会長だ。


すると奈央が、「山本くんは、カフェテラスに居るはずですよ」と答えた。すると

「ありがとうございます。カフェテラスに行ってきます」とカフェテラスに向かった。


3分後...

「貴方が山本浩一さんですね」と尋ねた。

「良く分かりましたね。僕に何か御用ですか生徒会長」と浩一は言った。

「校長先生がお呼びなので、一緒に校長室へ来てください」

「分かりました。悪いが悠一、飯は1人食っていてくれ。おれのパンはお前にやる」と悠一に言った。

「おいおい、それはないぞ!」


「何故、校長先生が僕を呼んだのですか?」と生徒会長に聞いた。

「それは、私も分かりません。昼休みになって生徒会室に行こうとしたら校長先生ぁら(呼んできてくれ)と頼まれてのです」と答えてくれた。


校長室に着き生徒会長が「校長先生、連れて来ました」と生徒会長が言った。


「ご苦労だった。はじめましてだね、山本浩一くん」と校長先生が言った。

それと「日笠さん、貴女は席を外して頂けませんか」と尋ねた校長に生徒会長は頷いた。

(へぇ、生徒会長は日笠さんというのか)と思った。


「改めまして、山本浩一くん。いや、正しくは山本二等軍曹」と仰った。

「それをお知りなら、軍の関係者ですか?」と尋ねた。


「いやいや、関係者では無いけど君のところのボス、ブラックとは古い仲でね。早速用件は、2つ。一つはこの高校の風紀委員会に入ってくれないか。2つ目は、君に拳銃携帯命令が出たという事だ」と説明してくださった。


「2つ目は何となく気付いていました。しかし、1つ目はどういうことですか?僕は委員会には入らないつもりですが」

「いやいや、言葉のままだよ。風紀委員会に入って欲しいだけだ。君は知っているか?各学年の9組と10組は言葉が悪いけど不良達の集まりだ。そういう彼らを取り締まって欲しい。もちろん風紀委員会に入るメリットはある。唯一、学園内での暴力行為が許されている。当然だが、風紀委員会での見回り以外は禁則だが。いや、これはメリットではないか」


「分かりました。風紀委員会に入ります。しかし、FBIの任務や仕事の時は休みとさせて頂きます。それでよろしいですか?」と校長に尋ねた。


「あぁ。もちろん。明日の昼休み4回風紀委員室に来てくれ。委員長とは話をつけておく」


校長室から出ると同時に(ダルっ。まぁしかしやるしかないか)と思った。











お知らせ

今回、第2作目を投稿することになりました。

テーマは甘々夫婦とF1です。

最近では、日本人のF1離れが進んでいるため、F1のファンとしてF1の布教に少し力を入れてみようと思いました。

よければ、そちらもお読みください。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887810085

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