★★★ Excellent!!!
SFを通じて描かれた生きるよろこび @3nu
※内容に触れているのは前半のみ、後半は個人的な思い出です
生きていく、いきたいと思う、大切な人がいることに、気付けずにいる……
主人公は◯◯最強、この手のフレーズを聞くといつも思い出していた小説です。最終話まで読めて本当に嬉しい。完結おめでとうございます、とこちらで言わせていただきます。
軽妙な一話完結構成から次第に人類を脅かす敵の存在の輪郭が立ち現れる前半。主要人物たちの関係が丁寧に描かれた後、訪れる危機。圧倒的な存在に蹂躙されようとも、足掻くことをやめない強さや弱さ。
最高に格好いい大人が居てくれるのが、この作品の素敵な所だと思っています。
主人公・京一郎と人造兵器として生み出された5人の少女、彼らを見守る科学者の女性、因縁をもつ女隊長
彼らが圧倒的な力を持つ理由
家族や、大切な人のことを、忘れられない気持ちを思い起こします。
ぜひ、ワクワクのまま読み進めて下さい。強くお勧めします。
ここから個人的な、作家さんへのメッセージですが、お読みいただいても大丈夫です。
10年以上前、電子の海底というウェブ小説サイトのバナーを描かせてもらったことがあります。
あの頃、まだSNSは姿も見えず、管理人の方がそれぞれデザインしたサイト、レンタルの各種掲示板やメールのみでのやりとりで合流する形が主流でした。手元にいつでもネットへ繋がる端末は無く、不意に訪うことが出来な…
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