概要
「ごめんなさい」 僕が恋したとうこさんは、そう言って僕の告白を断った。
僕の告白を断ったとうこさんは、自身がある特異体質であることを教えてくれる。
僕は大学二年生。
とうこさんは一つ下の大学一年生。
とうこさんが特異体質であることを除けば、これはべつにどこにでもあるような、平凡な男女の交際の話に過ぎない。
僕は大学二年生。
とうこさんは一つ下の大学一年生。
とうこさんが特異体質であることを除けば、これはべつにどこにでもあるような、平凡な男女の交際の話に過ぎない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!透子さんはそこにいる
主人公が出会ったのは、まるで透き通ったガラス細工のように美しい1人の女性。しかし、ガラスとは真逆に彼女はずっと心を閉ざし続けていた。そこには、タイトル通り自分自身の存在そのものを「記録」する媒体に自らを残す事が出来ない、と言う奇妙かつ深刻な特異体質があり……。
自分が存在する、と言う証明すら困難であると言う辛い日々を過ごしていた彼女は、やがて献身的な主人公に惹かれ始めて行く事になります。例えその姿を「記録」には残す事は出来なくても、そこに彼女がいたという「記憶」は間違いなくそこにある……どこか切なくも暖かい、ちょっと不思議な恋愛作品です。
この作品が多くの人々に読まれていく限り、間違…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ただただ、かわいくて仕方がない。
記憶って なんだろう。
心の中に、頭の中に、あるはずの その想い。
同じ時の 同じ場所にいた あの人とそれは 同じものなのだろうか。
一途な青年の 透子さんをすきなきもちが ほんとにかわいくて
ただ そばにいたいって思う 真っ直ぐなこころが いとしくて。
すきな人といる時、時を止めたいって願う。
この瞬間を 絶対にずっとずっと忘れずに 覚えておきたいって思う。
でも、それは可能なんだろうか。 記憶は 薄れゆく。
だからこそ 何かのカタチで残したいって 思ってしまうけど
昔に比べて そういうこともできるけど、頼り過ぎちゃいけないんだな。
一日逢えなくてせつなかったり、相手にちょっぴり…続きを読む