さすがカドカワだ、ガンダムの名前をそのまんま小説に引用しても何ともないぜ!
これが…若さか…(泣きながら)。
品行方正な美人の先輩が、実は重度のガンダムオタクというお話。秘密の趣味を隠している様子が可愛いのです。対外的には頑としてオタ趣味を認めない所とか(笑)。
認めたくないものだな…ガノタゆえの過ちというものを。
当たり前のようにガンダムの名言・珍言が飛び交う楽しい会話は、よくこれでガノタを隠せてるなーと首をかしげちゃいます(笑)おかしいですよ、玲奈さん!
いづると玲奈の心の交流、まさにジャストコミュニケーション。
お約束のように主人公には幼馴染の女の子が居るんですけど、主人公は玲奈さんが本命のため、完全に恋愛対象外です。
やめてよね、玲奈さんが本気出したら幼馴染に負けるわけないだろ。
さらには、富野ガンダム以外は認めないという原理主義者まで登場する始末。原理のGは始まりのG!
彼らのこの義務感はどこから来ているのでしょう。そのうち「俺がガンダムだ!」とか言いだしそうで怖いです。まるで強制されているかのように。強いられているんだ!
まぁいつの日か、主人公と玲奈さんが深き愛で結ばれ、石破ラブラブ天驚拳を放ってくれる日を楽しみにしています。
平凡な高校生である日陽いづる君と、これまた平凡(少し腐ってる?)な幼馴染の楞川翔子、そして誰もが憧れる絶背の美少女・安室玲奈などの個性的なキャラクターたちが繰り広げるラブコメディ。
ここまでの説明だとただの有り触れたラブコメのように聞こえてしまいますが、ここにガンダムネタが密接に絡み合うことで、本作ならではの独特の作風が展開されています。これによってヒロインに妙な魅力が生まれていて、その相乗効果はさながらツインドライヴにも匹敵しています。
会話のテンポも非常に良く、とても読みやすかったです。
個人的にはこの手のネタは大好物なので、これからも応援してます!
……あと、翔子がこのまま順当に富野作品を踏破していってくれることにも期待してます(笑)
だからいまだに嫁さんも貰えん(白目)。
というわけで(何が?)、第六話まで拝読しました。
まあ、すでにタイトルだけでも概ね察せられるかと思いますが、わかる人には徹底的に刺さるタイプの作品です。
わからない人には、本文で何が面白いのかサッパリ伝わらない箇所もありそうですが、きっとここを読んでいる人にそういう層の読み手は少数でしょう。
なので、別にそれでいいんです。
私は読んでてメッチャ面白かったし、たぶんコレ書いてる作者さんもスッゲー面白がって書いてると思います。
で、わかりあえる人とは「親衛隊の者だな?」「わかりますか」「臭いでな……キシリアの手の者か」とか会話しておけばいいと思います。
ああ、全然おすすめレビューになってなくてすみません。
このランバ=ラル、戦いの中で戦いを忘れた。