概要
これは、百夜白夜からの挑戦状です。
仮面を被った謎めいた本格推理作家である百夜白夜のフリークである僕――晴原そよぎは、その百夜が主催する孤島でのミステリィツアーに参加することになった。
そのツアーで一緒になった、他四人の招待客とともに、百夜が仕掛ける殺人事件の謎を解き明かそうと奮闘するのだが、偽装された死でしかなかったはずが、本当の殺人事件ではないか、という思わぬ事態に発展し――。
その死は、本当に起きたのか?
だとしたら、その犯人は?
最終章ですべての真実が明かされる時、あなたはすべての謎を解いているのか、それとも欺かれたままなのか。
これは、推理作家である百夜白夜からの、読者への挑戦でもあるのです。
受けて立とう、というミステリィ好きな方は、ぜひご一読を!
そのツアーで一緒になった、他四人の招待客とともに、百夜が仕掛ける殺人事件の謎を解き明かそうと奮闘するのだが、偽装された死でしかなかったはずが、本当の殺人事件ではないか、という思わぬ事態に発展し――。
その死は、本当に起きたのか?
だとしたら、その犯人は?
最終章ですべての真実が明かされる時、あなたはすべての謎を解いているのか、それとも欺かれたままなのか。
これは、推理作家である百夜白夜からの、読者への挑戦でもあるのです。
受けて立とう、というミステリィ好きな方は、ぜひご一読を!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「本格ミステリィ」を読んでみてほしい
本格ミステリィ(作者の拘りに倣ってこう表記します)は逆行する物語だとよく言われます。それはつまり、事件が起き、手掛かりを得て推理して、時間を遡って、事件に至るまでの経緯を理解していく、ということです。
多くの物語が「これからどうなるんだろう?」という「未来」が読者の興味となることに対して、ミステリィは「どうしてこうなった?」という「過去」が読み進める原動力となります。(だから、いつまでも事件が起こらないと読者は、「いつ事件が起こるんだろう?」とは思ってくれず、「まだ事件が起きないのかよ!」と怒ってしまうのです)
こういった特殊な物語を記すために、ミステリィを書く作家は通常の小説を書く以上の…続きを読む - ★★★ Excellent!!!☆王道ミステリー。そして予想外の真実……
ミステリーもの。
ミステリー作品にお馴染みの孤島を舞台に、集ったミステリーファンによる謎解きツアー。普段あまりミステリーを読まない方でも比較的入りやすいライトな雰囲気であり、スラスラと読み進められる作品となっております。
しかしライトな雰囲気とは裏腹に、内容は本格的で読み応えがあります。数々のヒントとともにミスリードがちりばめられており、物語としての面白さと同じく読み手として謎を解き明かす楽しさもある作品です。そして最後に明かされる真実ですが、これまた予想の斜め上を行く意外性があり、読み終わって思わず「やられた―」と呟いてしまいました。挑戦ということであれば、私は見事に完敗しましたね。
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