概要
ふえるニンジャ!〜斬り刻んで放置するだけ〜
ヒドラ的忍者・匪土蘭丸とそれを取り巻く愉快な仲間たち……というのは、嘘とも言い切れないけど適切ではありません。すみません。ここに何書けばいいのかちょっと分からなかっただけ。
カドカワさん、といえば某佐伯氏の表紙が印象的な文庫版忍法帖を思い出すので思い出した記念に過去作をサルベージ。別サイトにも掲載していますが、若干手を加えています。
カドカワさん、といえば某佐伯氏の表紙が印象的な文庫版忍法帖を思い出すので思い出した記念に過去作をサルベージ。別サイトにも掲載していますが、若干手を加えています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!忍者です。ニンジャではなく忍者をお探しの貴方! ここです!
本屋に行って時代小説の棚から一冊引き抜いて買って来たんじゃないか、と思ってしまうほどクオリティの高い忍者小説です。本格派です。公式レビューがついたところを見てみたい、と思うのは自分だけでしょうか。
内容はもう、文句なくとっても面白い。
ウェブで読むには文章量が重いかな? と思いましたが、語り口の妙、登場人物の台詞回しの妙で、読み始めるとあっという間に世界観にどっぷり浸かってしまい、もっと続けて! 状態です。
とにかく登場人物達が素晴らしい。
とくに冒頭で登場する匪土蘭丸(ひどらんまる)がひど……いえ、凄い。登場人物達は彼……いえ、彼女を見ると目を逸らしてしまうのですが、私なんかは逆に、こ…続きを読む - ★★ Very Good!!痛快忍者活劇!
まず冒頭の匪土蘭丸の説明でくすっと笑ってしまい(その後何度かある説明もどれも面白い。他にも時折あるコメディ要素も笑えます)忍者同士の因縁の提示から忍法のお披露目、そして城への潜入、対決と手に汗握る展開からラストまで一気に読み進めてしまった。
それと個人的に好きな今ではあまり見かけることも少なくなった少し昔の文体と、思わず朗読したくなる台詞の言い回しの妙。
(と思ってたらいきなりお茶目な台詞を喋る姫が可愛い)
まるで皆寝静まった深夜に流しっぱなしにしていたラジオからふと、落ち着いた喋り口調の雰囲気のある物語が聞こえてきて思わずそれまでやっていた作業の手を止めてじっと聞き入ってしまったような…続きを読む