概要
鬼退治に行ったら、鬼がいい奴すぎて困った。
時は古代。いつの頃からか、鬼火の里には鬼の一族・怨羅が棲み着いた。人々は、作物を奪い生贄を差し出させる鬼の横暴に苦しんでいた。だがある時、金色の冠を戴く鬼・剛伽夜叉が現れ、鬼の一族と鬼火の民は和解する。一方、朝廷から鬼退治を命じられ、五十狭芹彦・稚武彦兄弟が鬼火の里へと向かう。都で聞いていた話とは異なり、鬼と共存する平和な里の様子に五十狭芹彦は葛藤する。そして、五十狭芹彦は人には言えない秘密を抱えていた——。
岡山県に伝わる温羅伝説の新解釈歴史ファンタジー。
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