大窟凱人

今よりほんの少しだけ未来の、今よりほんの少しだけ不景気な日本。 会社の盆休みを利用して、上戸ノアは妹のユイと共に夕張へと両親の墓参りに向かった。 しかしその晩、真夜中に目覚めたノ…

タクシー運転手の後藤は、夜あらわれては座席シートを濡らして消え去る、幽霊の乗客に悩まされていた。 芦花公園ホラー賞、参加作品。

昔、やたら無言電話がかかってくることがありました URL、作品名、作者名を記載してくだされば朗読OKです。 良識の範囲内で自由にご利用ください。 個別の許可等必要ありませんが、…

昭和六十年の初冬、父親の実家がある僻地・忘谷(わすれだに)。過疎の進むその集落で、友達のヨシくんに誘われ入り込んだのは――。 芦花公園ホラー賞参加作品。

夢をネットにアップロードし共有できるようになった時代。 そんな時に僕もまた夢の中をさまよう。それが悪夢の始まりとは知らずに。

三度来ると死ぬ

若手営業マンである田口は入念な準備の上、白昼堂々サボっていたが…。

相貌のない神と出逢ってしまう話。

百合ホラー

ある夏の夜の夢、僕は、 誰もいないはずの部屋の中で、 何者かの声が聞こえることに気付いた。 その声の主の正体とは……

ある日、友達のトモカに指摘された。 白目にある茶色い染みのようなもの。 クラスの男子は「殺人ロボマシーン」の印だとからかってくる。 バカみたい。そんなのいるわけないのに。

・間田桃果（はざまだももか）：「何を食べても美味しくない」という悩みを抱える女子高校生。好きな四字熟語は無芸大食。 ・平野香澄（ひらのかすみ）：いつもクラスの中心に居る、料理好き…

生きたまま球体関節人形となり身体の一部を奪われる『連続バラバラ分解事件』―――自称・魔術師の斑目咎は、売れない小説家・御子屋千央の傀儡の中から這い出た「我楽多島にて待つ」という手…

雪で帰れなくなった男は宿に泊まる。しかしその女将は一つ目の人間だった。 男はその旅館の謎を知ることに……。 ★ホラー週間ランキング9位ありがとうございます！まさかの1桁台で予想…

銀河辺境の宇宙コロニー。暗い星野を臨む店で、バーテンダーは給仕中に三人の航宙士たちの奇妙な会話を耳にする。鬱々としたようすの彼らは、どうやら死んだ仲間の弔いに百物語の会を催してい…

突如、密室に集められ、殺し合いを強要された６人の男女。彼らは一様にウソつきであり、詐欺師だった。 どこにでもいる、ありふれたクソジジイ・伝吉は、密室の中で死体を目撃し、残る５人の…

第一回川辺の創作怪談会の投稿作品です。

駆け出しのライター・麓郎がクトゥルフお母さん食堂の商品をレビュー。邪神や神話生物を食材にしたメニューを味わうが、体内で神々が暴れ毎回死亡する。それでも褒めの姿勢は変わらない。 グ…

「第一回川辺の創作怪談会」参加作品です。ある部屋に引っ越した上司の話です。

大晦日。免許を取ったばかりの十代の女性二人が向かったのは、人も車も通らない深夜の山道だった。 「ゆっくり練習したい。安心して走りたい」そんな思いから選んだコースは、あるものとの遭…

「この村な、今の時期は尺八様っちゅう、淫乱ド変態妖怪が出るから気ィつけぇよ」

高校二年生になった小宮百合は、四月から塾に通い始める。 梅雨に入ったばかりの六月。突然、塾の駐輪所に置いておいた自転車の籠に、青い朝顔が入れられていた。 それを皮切りに、塾に行く…

中国書専門ブックカフェ烏鵲堂（うじゃくどう）の店主、曹瑛の前職はプロの暗殺者。 戦いの末に平穏な人生を手に入れて、ブックカフェ経営を始めるが、何かと裏社会のあれこれに巻き込まれて…

　突然、私の目の前に現れた男は、脈絡もなく百の怪異を淡々と語り始めた。 　あるひとつは幽霊、あるひとつは人間の恐怖、あるひとつは不可解な答えのない怪談たち。 　正の字の印を記…

　手紙が届く。 　 　送り主は、過去の命。 　一通、二通、三通、四通、そして—————。

　怪しげなバーに迷い込んだ女性。 　彼女はバーテンダーから”恐怖”をベースに作られたカクテルを出される。 　それを飲むたびに、頭に流れ込んでくる誰かの”恐怖”の記憶。 　次々…

５分で読めるような短めのホラー短編を投稿していきます。 息抜きで書いたものを投稿していくので投稿頻度はまばらです。

第五回こむら川朗読小説大賞二作目です　 多分日本昔話系ホラーです

身支度を整え、あなたはふと電話のボタンを押した。 一人で暮らすには広すぎるあなたの部屋に残された5件の留守番電話のメッセージ。それらは全て共通の番号からかけられている。 その登録…

友人から電話がかかってきた。

※ノベプラにも掲載しています。 　蒸し暑い日の夜だった。 　その日は支店に配属になり遠距離恋愛していた彼の部屋に泊まった日の夜に私は金縛りに遭った。そして、ベッド脇にあるクロー…

※ノベプラにも掲載しています。 　これは山下（仮名）から聞いた話だ。

※pixivにも掲載しています。 　高校二年生の頃、私が一人で駅前のショッピングモールに出掛けると必ず声を書けてくる子が居た。

｢ワリィw　お前の彼女、寝取ったｗ」 ｢ハァ･･･････?」

　私には年子の妹が居る。 　少し甘やかされて育った妹には悪い癖があった。同じ物を貰っても｢お姉ちゃんの方が良い｣と私の物を欲しがるのだ。 　時が経つにつれ、それが無くなってきたと…

　お帰りと言うテーブルの椅子に座る妻の目の前には浮気の証拠写真、それを見た俺はバレたのだと悟った。

　ある女性の体験談。 　彼女は友人とその彼氏、そして好きな人とダブルデートの雰囲気で遊園地に出掛けた。 　その時、二人っきりで撮った写真、好きな人の隣にピッタリと寄り添う赤い服…

　叔父から聞いた話だ。 　叔父が学生の頃に体験したよくある怖い話。

　中学生になったばかりの春、弟の同級生が行方をくらました。 　ただの行方不明じゃない、一家全員、その日の内にまるで消える様に居なくなったのだ。 　だけど、私の周囲の大人達は大事件…

　俺の町には変わった地蔵がある、猫の形をした地蔵、その名もズバリ『猫地蔵』。

　社会人二年目の俺は猫を飼っている。 　その猫がここ最近、何もない場所をジッと見つめている事に気が付いた。

田町明は霊感など微塵もない高校生。夏休みもあと数日のある日、友人に誘われて嫌々ながらも肝試しに付き合うことになってしまう。到着した屋敷で出会ったのは......。 霊感ゼロの高校…

生霊、と言うか、生霊に憑りつかれたかのような常軌を逸した人間達の織りなす怖い話を、母が残したショートショートを再編成することで一つの物語にしたものです。

芦葉修司、25歳フリーター。酒と女にだらしなく場当たり的に生きてきた彼が奇怪な出来事に巻き込まれる。 女とクズと女と怪異。これは出会いと別れと選択の物語。週に1,2話ずつ更新しま…

ある日、突然とあるゲームに巻き込まれてしまった主人公たち。 ゲームを無事にクリアーすることはできるのでしょうか？ これは、幸せだった日々を取り戻すため、戦う少年少女の友情の…

俺は人間が嫌いだ 　そんな青年がいた 人の認識で成り立つこの世界 　人の認識の歪みにより生まれる怪異 そんな青年はある日その歪みに呑まれ 　取り殺されそうになる。 だが怪異に対抗…

主人公、香田新理と幼馴染の深瀬晶の周囲で起こる オカルトや不思議な体験の話。 時系列は基本的にバラバラで1話完結です。

一般人が幽霊とか怪物とか殴りに行くタイプの映画に、メスガキを突っ込んだような名状しがたいジャンルのラノベです。 ランドセルを背負った少女、【小夜】は異世界の地獄、伏魔殿と化…