肥前ロンズ

図書室の本棚の影でいちゃいちゃする男女。

　主人公・伯爵令嬢チェザンヌは、ソロランツ王国第五王子の婚約者として、彼から特別に宮殿内の個室を与えられていた。 　待ちに待った婚約者のお披露目パーティーが始まろうとするとき、…

【KAC2022】第7回目お題　「出会いと別れ」 不思議な女と会った「私」。彼女は私に逢いに来たと言うのだが……。 「朝雲暮夢」を参考に書いてみました。 幻想めいた内容にし…

簡単な潜入捜査の筈だった。 都市警察特殊犯罪捜査課、通称「怪異班」所属の遠鳴尚登は、絶体絶命のピンチに立たされていた。 ——汝、我と契約せよ。さすれば助けよう どこの何とも…

不老族の賢者エドリックは唖然としていた。 結婚式があるから賢者様として出席してくれないかと言われたが、目の前で行われているのはただ女性が罵倒され、婚約破棄をされ、処刑されるだけの…

ボクの名前は豆大福。フワフワでモフモフな猫だニャ。 今日もコタツで丸くなりながら、理沙ちゃんとお話をしている。だけど理沙ちゃん、最近はクラスの男の子の話ばかりしてくるんだニャ。 …

2月22日は猫の日。はい、知ってます。 テレビでも、コンビニでも、色々なところで言われていますし、特別な商品だって並んでいます。 カクヨム内でも、とても盛り上がってますものね。 …

カクヨム文芸部猫の日企画参加作品 人生の終焉。 行きついた先には、毛玉がいた。

猫好きは星の数だけいる。 猫好きの中にはそれぞれの正義(猫)があり、それぞれの正義(猫)を守っている。 けっして、相容れないのだ。 そう。 決して── とか、そんな真面目なエ…

一人の老人。 一人の若く美しい容姿の女性アンドロイド。 二人が過ごしてきた時間の終わり。 最期の時を迎える二人の、儚くも幸せな時間の終焉。

ツキミは加藤くん一家の猫です。 しっかり者なのでヘタレな加藤くんの恋を応援してあげています。 以前投稿した「猫の手を借りないと始まらないラブコメ」のリメイクです。 小説家にな…

高校一年生の柊優樹は、片思いが叶って彼女ができた。 しかし、彼女の三宅は猫しか見ていない。 それだけじゃない。 最近はいっしょに帰れないし、バレンタインもスルー。 そして、優樹の…

あなたのことが、好きでした。 育ってしまったこの恋の、終わらせ方を教えてください。

私は猫と犬が嫌いだと公言している。 猫も犬も私を傷付けたからだ。 でも、そんな私に母は毎日モフモフ動画を見せて来る。 そんな私の、本当の気持ち。猫と犬への本心とは……？

僕、工藤透は、なぜか周りから家事力が高いと誤解されている。いや、家事力ならまだしも、最近は女子力が高いと言われるしまつ。 ある日、クラスメイトの宮部さんからケーキの作り方を教え…

長い間押し入れに忘れ去られていたぬいぐるみ。 そのぬいぐるみが今、最期のときを迎える。

ある日、全ての生物が死ななくなった。 そのせいで、世界が崩壊する方向に流れていく。 これは、そんな世界で傍観者に回ることに成功した男の話。 ※短編集に載せていた話を加筆修正しま…

短編小説を書きました。 イベント用に書きましたが短く楽しめるようなものをイメージして書いた短編小説です。

【カクヨムWeb小説短編賞2023（短編小説部門）短編特別賞受賞】 高額報酬に惹かれ始めたバイトは、異世界に転生する予定者を大型トラックで轢き殺す仕事だった。 転生予定者を全員轢…

遅刻してるけど、気にしない。 二月までがバレンタインです。

とある大学の季節をめぐる短編集。学生達もめぐり、一話ごとに完結するお話です。よろしくお願いします。 同題異話SRのお題によせて書かせていただきました。

好きな人の結婚式に呼ばれて、なんやかんや思い悩んで最後にバームクーヘン食べるお話です。

強靭な鳥の脚を持つ少女、アルカイヤは数十年前に絶滅した異人類〝鳥人類〟の最後の生き残り。 滅びた己の母国や種族の歴史をたった一人でまとめあげ、考古学者となった彼女は学会の学者たち…

目の前に現れた小さな妖精。シキさんの筋肉を褒め称えて消えた彼女が残した、ちょっぴり恥ずかしくて怪しい術とは……。 本の中に入り、その世界を楽しむことができるという不思議な本屋を…

はじまりは満月の夜。 その日を境に「俺」は新しい道を進むことになる。 （今回はお兄さん視点でお楽しみ下さい） 本の中に入り、その世界を楽しむことができるという不思議な本屋を舞台…

非合法な組織で『後始末』をする佐藤と堀江は唯一無二の相棒。 どんな時も共に過ごしてきた血の繋がりよりも濃い関係である。 そんな二人が大きなミスを犯し、追い詰められることに。 迫ら…

公式自主企画「ご当地怪談」参加作品 １００％ノンフィクションのホラーです。 前作「隣の空き部屋」の続編、後日談になります。前作をまだ読んでいない方は、先にそちらからご覧ください…

　誤解が生んだ後悔から始まるハートフルストーリー！ 　心を壊され人生を奪われた公爵令嬢は伯爵夫人になって平穏を手に入れた。 　一方、事情があって娘に背を向けてしまった父と、妻を身…

オムニバス。その由来は乗合馬車。 普通は１つの本などに複数の作家が参加している場合などに「オムニバス」という表現を使う。 スミヲのオムニバスは、複数の人格のスミヲが参加した作品だ…

朝起きたら彼女が朝ごはんを作ってくれていた。そんな幸せな休日。アラームが鳴るその瞬間までは。

「後悔の釣り堀」というお店があります。 　その釣り堀は、夏の間にだけ開く釣り堀です。地元ではちょっとした有名店。 　なぜなら、その釣り堀で釣れるのが魚ではないからです。 　店名の…

またしても本の返却を頼まれ、本屋fairy taleの扉を開けると――店内には床一面に本が散乱していた。 本の中に入り、その世界を楽しむことができるという不思議な本屋を舞台にし…

　5歳のときに神託を受け、妹の代わりに聖女として神殿で尽くしていたアルテイシアは、17歳のある日、「‶聖女〟と偽った罪」を問われ、レルーン修道院に投獄される。 　死を待つアルテ…

＊最新二話はコテいれする予定です。 クレーニュ通り五番地に位置する骨董店『シェ　レ　シュエット』は老舗ながら、噂の絶えない曰く付き。 店を仕切るのは店主と名乗る子供と、精密な機…

夜の闇の中で泣く魔術師の卵と、彷徨える大罪人の魂が出逢うお話。 ※こちらの作品KAC「ぬいぐるみ」で書いた『ファミリエ・デュエル！～落ちこぼれミリィと黒い羊～』という作品から始…

身動き取れないほど満員の通勤電車に乗った私は、ワイヤレスイヤホンを片方落としてしまう。なんとかしゃがみ込んでイヤホンを拾おうとしたその時、何者かの黒い手がそれを奪い去っていった……

俺、有本雪。一応ＪＫ な。男子のヲタク友達とつるむことが多くてよ。可愛い振る舞いは、天地がひっくり返ってもありえないはずだったんだ。 そんな俺を、無表情無口男子のギャップありま…

どこまでもどこまでも、人が歩く道の先にある白い線。 通れば消えてゆき、たまに唐突に途切れていることがあるその線には、 それが見える者には辿ってはならないものがあった。

バレンタインのワンシーン。

残業続きでようやく帰宅した私の前に、突然現れたとびきりの美少女。彼女は「これ返しといて」といって、一冊の本を手渡して。 その本を開いた瞬間、私の体はウサギのぬいぐるみになっていた…

ルラキス星の特別派遣組織「セーラス」の派遣執行部所属エージェント達による、様々な日常を描いたゆるゆる短編集です 本編とは別枠の、パラレルな世界観 ディーン✕タカト、ドウェイン✕シ…

雨宿りした本屋には、不思議な本が置いてありました。 （いい感じにお題が嵌まれば、この世界観で続きを書いていけたらいいなとか思っている） KAC20231参加作品。お題【本屋…

香鳴裕人さま主催の自主企画［第3期］ 同題異話SR -February- 『くだらないことのすべて、一秒後に胸を揺らすことのすべて』参加作 私にはないものを佐々木は持っている。…

聖女となってから三年間、リーリエは苦しむ人々のために必死で頑張ってきた。 しかし、聖女の力を失うなり、王太子との婚約は破棄。 さらに冤罪をかけられて魔物の住む森に追放されてしまっ…

"日常に鈍感"になっていく自分に不安を覚えたナナ。そんな彼女は"感情を客観視"できる「ハゴロモ・プログラム」というセラピーに参加する。 理由もなく、何も心が動かない日が続くと、…

どうして彼は、私を探しているのだろう。 『#新匿名短編コンテスト・再会編』参加作品。総順位21位、また『ほっこりした賞』をいただきました。

■■ 白蛇のイケオジと出逢い、狐の美少年と暮らす「あやかしスローライフ」■■ 『キミ、死ぬの？　死ぬくらいならウチに来ない？』 ――人生に絶望した青年の前に、突如として現れた巨大…

　このお話は去年、カクヨムweb小説短編賞2022に応募させて頂いた、「離島の話」（https://kakuyomu.jp/works/16817330650297889544）…

僕、新田優樹（あらた・ゆうき）は心が不自由だった。 何をどうしたいのか伝えることができない。 そんな僕を大きく変えるきっかけ。 それは、ある女の子との出会い。 「おおきくなったら…