人間は簡単に人生を謳歌できるほど単純な生き物ではない

毛玉も食って寝てボーっと生きてるだけの単純な生き物ではない

人には人の、毛玉には毛玉の生きる意味や幸せがあるのだと感じさせてくれる物語





毛玉よぉ。生きることに意味なんかあんのか？

生きる意味なんてあなたがあなたならいくらでもついてくるよ
だから生きてね……

そんな優しくて愛のこもった声が聞こえた

猫たちに囲まれて眠る主人公。

「繭」のようと表現されます。


なんと、神秘的であたたかいのでしょう。

その瞬間、包み込まれている主人公が赤ん坊のように私には感じました。



意思疎通ができるかもわからない生きものたちと、その瞬間、一体になれたような……。



「繭」と表現された作者様の感性に圧倒され、読後はぼーっと久しぶりに晴れた外を眺めてしまいました。

これは動物嫌いの男と、日々を懸命に生きる毛玉こと猫達の物語。

男と猫の交流は温かくも切ないものがあります。
読み終わった後、切なさと温かさと希望に包まれること間違いなしです！
うるっとしたい方に是非お勧めです！

たくさんのノラネコたちと、ある男のおはなし。

テンポよく読んでいくだけで、いつしか温かい気持ちになれる作品です。

ネコたちが何を考えながら時間を過ごしているのかはネコのみぞ知るですが、どのような過去を持つ人間でも、そんなことは気にせず温かくしてくれる……ことは、きっと間違いありません……

　動物嫌いな男が、ふとした事から始まった毛玉たちとの生活……。

　読了後、じんわりと何かが心に残るお話です。

　毛玉たちとの生活、生きてきた人生……。

　色々と自身に何かをそっと置いてくれる、ふと物思いに耽ることが出来る。

　ぜひ読んで感じてほしい作品です。

いつもテンポの良いリズムカルな文章で私を踊らせてくれるにわ冬莉さん。
そんな彼女の彼女らしい文体に微笑みながら読んでいると、いつの間にか目が潤んでいます。
短編なのにここまで心を揺さぶるかと叫ばざるをえない。
傑作です。是非ご一読を！

あぁ～、何て心が揺さぶられるんだろう。
人もねこちゃんも、心が繋がっている。
大好きな人のために(涙)
世知辛い世の中だけど、
生きてるってことと、生きるってことと
大切にしたい想いがつまってる。
まだ出会っていないか方！
お薦めしたいお話です(　>д<)､;'.･

これは、ちょっと、いや、あの、かなり、相当、凄かった……です（感動）。

僕はですね、どんな猫の物語なのかと、とてものんびりした気分で拝読させて頂いてたんです。そしたら、もうね、あのね、「そうくるのかよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ってなりました。

物語を拝読する時に、油断するつもりはなかったけど、やられました。

なんだろ、猫って可愛いですよね、でもね、それだけじゃなくて、猫ってなんかすごいんです。人間をやっていると思うんですけど、敵わないなって気がしたりします。

僕はそんな猫達を見ながら「今日も勝てない」、なんて気分で猫を眺めます。

猫ってかわいいですけど、それだけじゃないんです。

この物語は、そんな物語。

僕らが知らない世界があって、きっとそこで猫は色々な事を考えてるんだと思います。

猫の日にとても素晴らしい物語を読ませて頂きました。

お勧め致します。皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)

猫好きじゃなくても読んで欲しい！
そんな作品です。

ただ、にゃんこがいっぱい出てきて癒やされるぅ、というだけでは済まさないのが本作です。

色んな毛玉たちが出てきますが、彼らがまたいい役を演じます。
もちろん、猫たちは何も喋ってくれないのですが、彼らについて語るダメなおっさんの視線がとても良いのです。

そして、最後はこのおっさんも愛してやりたくなります。

優しくて、泣けるお話！
ぜひご一読を。

主人公、ネオさんがどういう人なのか深く伝わりました！共感もしました…！！
胸がぎゅっとなって、悲しくもなりましたが、あったかい気持ちにもなりました！
ぜひ色んな方に読んでてほしいです！！！

にわ冬莉さんはいろいろなタイプのお話を書きます。
面白過ぎて震えながら書き込みしちゃうお話もあるし、
かっこいいヒロインにどきどきわくわくしちゃうお話もある。
その中で、「死神さんと、俺。」は涙なくしては読めないお話です。

これ！
この雰囲気、死神さん系だっ。
もうすごくいいのです。
生と死と。
そして見つめる視線のあたたかさと。
そこには救いがあって光がある。
そしてもふもふの猫ちゃんも。

この世はいつだって理不尽だよね。
でも、死はいつか等しく誰のもとにも訪れる。
そのときまで、生きていればいいんだ。それだけでいい。