愛宕平九郎

大学生の俺は不思議な女と会う。女からダイダラボッチを退治してほしいと頼まれた俺は・・・未来の武蔵野へ飛んだ。そこで俺が見たものは？　ダイダラボッチの正体とは？　

小学４年生の春、群馬から府中に転校してきたけれど、クラスにはいまいち馴染めない。 「武蔵府中郷土かるた」の大会はチーム戦なのに、足を引っ張ってばかり。 そんなとき、チームメイトに…

職場からの帰り道、私は河童を拾った。井の頭公園出身のシティー河童である彼は、やんごとなき理由で都下りの身らしい。河童は、新しい住処を見つけるまで、私の家で暮らすと云う。私はひどく…

これは私だけが思っていてもかわらないのでつたない文ですが書いてみました。 学者でもないのでこの内容は真実ではないことのほうがおおいかもしれません。なのであくまでもフィクションです…

◆いすみ 静江（いすみ・しずえ）の人として、妻として、ママとしてのけっぱれ日常。 空振りでも一本打法の毎日です。 ちょこっと昔の部分もありますよ。 妊娠、出産、育児、そして一緒に…

　生意気な悪霊のショタが、とあるハロウィンの日、人間のお姉さんにイタズラをしようとするお話です。

ふと目を覚ますと、そこは異世界だった​───などという書き出しを行う過程は既に過ぎた。

　　豊かな自然の森で、生き残りをかけ、小さな命たちが、今日も戦う…かな？

第２回　角川武蔵野文学賞、応募作品です。 全年齢対象 【PR文】 　梅雨末期、雹（ひょう）に追われた１羽の白鷺（シラサギ）が、武蔵野台地の末端に位置する駅に逃げ込んだ。そして、…

この世は認知によって成り立つ。そう信じるとあるクラスメイトは、たった40畳の教室から『私』と共に世界の変形を試みる。

クレイマーなのか？ 誰だこいつは？ ええ・・・・・？ まったく。

私にとって、この街はなにものなのだろう。 （短篇集から、一時的に独立させました）

道をツイツイと歩く黒猫を見掛けたとある作家の物語。 黒猫は凶兆のシンボルか、はたまた福を呼び込む存在か…？

育児情報は日々更新されていくけれど、新米ママの不安も尽きることなく続いていく。 四半世紀前に新米ママだった私も、不安な日々に押しつぶされそうになっていた。 そんな時、母がくれた思…

あの時の、あの輝いた季節が在ったからこそ、この街も関わった人も全てが美しく懐かしい思い出なのだと。紫草に重ねた儚くも鮮烈な恋の歌。

山口貯水池の中心に向かって叫ぶ少女。 彼女の切実な思いに、僕は行動を起こす。 第2回角川武蔵野文学賞「武蔵野×一般文芸部門」参加作品 https://kakuyomu.jp/c…

「皆さーん、里山の木はどんどん切りましょう！」　そんな呼びかけをする秋山を、街行く人々は訝しそうに見ていた。

　狩猟採集を生業としたセドミネの一族は南の一大部族によって、野に下ることを余儀なくされた。伝統的な暮らしを取り戻すために、少数の仲間を連れて北へ旅立つ。 　第二回　角川武蔵野文…

ライトノベル

博士後期課程を修了し、ポスドクとなった皓（こお）。 アカデミアの中では最底辺を這いつくばり、収入もおぼつかなく、そして輝かしい未来も見えない。 皓はそんなある日終電を逃し、アカ…

母が残した昭和の香り漂う洋品店で、時代遅れの婦人服に囲まれて生きる店主の樺沢真紀子。 野球という人生の目標を見失ってから、離婚にビール腹と人生下り坂の宮原祐介。 届けるほどでもな…

〈あらすじ〉 夏の終わり頃。東京都下《とうきょうとか》に引っ越してきた２人の女性。学生時代の友人である２人は、必ずしも順風満帆な人生を送ってはいない様子。長いようで短い人生の途中…

俺の名前は大太（おおたおふとし）。珍しい名前なのは自覚している。 モノづくりが好きでサラリーマンになった俺は、ある日大きな失敗をした。 飲んだくれた帰り道から記憶がないが、気が付…

認知症の母と二人、ベンチに座っている。

1991年夏、中間テストが上手くいかず落ち込んでいた柳瀬美夏子は、学校からの帰り道に、一人で野川沿いを歩く同級生の水無瀬亨の姿を見つけた。亨は毎年この川に蛍を見に来ているという。…

　夜中に突然起きた地震。そんなさなか、ふと夜空を見上げた主人公は天からの落下物を追うことになる。着いた先は武蔵野八幡宮。そこで起きた出来事は夢か幻か。彼の生き方を変えることになる…

武蔵野の森にグランドピアノの音が響く。 音楽学校の演奏会の本番を控え、ピアノ科の女子生徒・美里（みさと）はレッスン室で最後の通し練習に励んでいた。その演奏を傍らで見守る先輩・凜音…

狭山湖の中心に向かって叫ぶ少女。 彼女の切実な願いに、私は行動を起こす。 第2回角川武蔵野文学賞「武蔵野×ライトノベル部門」参加作品 https://kakuyomu.jp/c…

武蔵野の地に新たな大規模マンション群が建設される。 最後のフロンティアとして建設される『グランリージョナル秋川』のキャッチコピーを 決める会議に、いきなり一人の女の子がやってきた…

おれは、ひとり曠野に立ち、月を見ている。 どれぐらい時間が経ったのだろうか。親しかった者の顔が、浮かんでは消える。 夜の間だけ、おれは気ままに動ける。 そんな今の姿を、おれはけっ…

私がつらつらと、恋愛について語ります。 私はひどい人だと思う。 子供は愛せても 動物は愛せても 胸を焦がすような恋愛はした事ない

武蔵野八幡宮の秋祭りを歩いたときのことを思い出しながら書きました。 神社の縁日に出かけたわたしは、参道の奥に奇妙な屋台が出ているのを見つけたのだが――

昭和九年、初冬。荻窪に住む物書きの「私」が、妻と喧嘩して酒場に出る。そこで出会った作家の男に、仲直りに郊外に散歩に出るように勧められる。 二人で連れ立って、甲武鉄道に乗り国分寺村…

深浦佐紀は、病に伏せる幼馴染に小説を書いていた。 ただ、それだけのお話。

【あらすじ】中央線の西荻窪。できれば停まらず通り過ぎて欲しかった。彼のことを思い出すから。話すことが苦手な不器用なバンドマン。一緒にラーメンを食べた日はずっと忘れない。 第2回…

【あらすじ】 観応の擾乱（じょうらん）において、足利尊氏は鎌倉に拠（よ）る弟・直義を討った。だがその代償はあまりにも大きく、尊氏は直義追討の綸旨を得るために、南朝に和睦を申し入れ…

　『必ず来てください』大人びた雰囲気の美少女で、勉強もスポーツも万能なクラスメイトの静所さん。彼女が猫とお喋りするのを目撃し、放課後に呼び出されることになった岩濱成行。そこで静所…

僕は、僕の日常に、僕自身が壊されてしまわないために、カホと日課を続ける。深緑に覆われた、深大寺に身を潜めて。

　喋る犬って、何を言っているのか興味がありませんか？ ……朝読応募作品

　高校生になったばかりの染山琉生には、人には言えない秘密があった。 　それは、人の感情が色として見えること。 　元気な時はオレンジ、やる気に満ち溢れている時は赤、元気がない時は青…

恋がつく地名は全国に4箇所あるらしい。 そんなロマンチックな地名である恋ヶ窪を、 ついさっき出会ったばかりの二人の中学生が目指す。 「僕」はその少女の脚を見て、一緒に行くことを…

第2回角川武蔵野文学賞によせて書きました。

井の頭公園での思い出です。 突然あらわれた白像に目を奪われ、千円札を奪われ、体の自由を奪われ、そして作品の一部になりました。

西田はごく普通の、ライオンズファンなOLである。推しは源田選手な普通の女性である。仕事が終わればメットライフドームへ行って、ライオンズの応援をしたい。メッチャしたい。土日もしたい…

『第2回角川武蔵野文学賞』にエントリーしました。 神代植物公園にデートに来た男の子が、なかなか告白できずに、神代植物公園をくまなく散策してしまうお話です。 よろしければ。 h…

昔々のお話です。 ずうっと昔のお話です。

(•Ӫ•) ここは武蔵野台地のそのまた辺境、郵便物を出せばなぜか九州経由で配達されることがある。これは東の久留米というその地名のせいだとは、住民ならではの笑い話で、かつてうっかり…