概要
これは、彼女の『白』を変えるための物語。
高校生になったばかりの染山琉生には、人には言えない秘密があった。
それは、人の感情が色として見えること。
元気な時はオレンジ、やる気に満ち溢れている時は赤、元気がない時は青や灰色。
色とりどりの光に包まれる教室の中で、一人だけ異彩を放つ人物がいた。
――白薔薇美雪。
朝も、授業中も、休み時間も、放課後も。
彼女の色は、ずっと白いままだった。
それは、人の感情が色として見えること。
元気な時はオレンジ、やる気に満ち溢れている時は赤、元気がない時は青や灰色。
色とりどりの光に包まれる教室の中で、一人だけ異彩を放つ人物がいた。
――白薔薇美雪。
朝も、授業中も、休み時間も、放課後も。
彼女の色は、ずっと白いままだった。