江ノ橋あかり

雪瀬明子はもうすでにピークをすぎたプリマバレリーナそれでも引退をせずに舞台に立ち続ける。秋公演の「白鳥の湖」で不思議な体験をする。自分が舞台上で若返っていくのだ、動かなかった足が…

【東北の田舎を舞台にした和風ホラー】「最近変なことが起きる？したっけ、あそこの商店さ行って、店番の若旦那さ相談してみらい……」宮城県北部の小さな田舎町。長屋作りの商店街の中心に建…

「マキア」それは「戦い」を意味する。 そしてギリシア神話、それは神々間の権力闘争の物語であり、 この物語『オリュンポス・マキア』では オリュンポスの主神たるゼウスがその支配権を確…

私の夢は文章で食べていくこと。そのために小説家を目指し、あちこちの公募に出してみるも、佳作、落選、落選、落選、佳作、の嵐。 どーーーしても大賞がとれない！　書籍化など夢のまた夢よ…

〈幻燈魚七姉妹シリーズ・九里香〉 「私は九里香。『金木犀の天使』を目指す者。よろしくね」 2020年、仙台市街地上空に正体不明の気球が現れ世間を震撼させると同時に下界では思…

男子高校生は決意した。今日こそは好きな先輩に想いを伝えると。彼の先輩に渡すラブレターをこしらえて茶色の封筒に入れ、手に持ったまま満員電車に乗った。 満員電車の中には国家反逆を企て…

前世で恋愛トラブルに巻き込まれて事故死した私は、生前遊び尽くしたゲーム『ボーダレス』と酷似した異世界に転生した。 鍛え上げた効率プレイでまたたく間に一流冒険者になった私だけど………

東北の地にて、大学生の甥と片付けのできない叔父が、色んなものに遭遇する話。 どこからでも読める、一話完結が基本の淡々とした怪談話です。 ＊Pixivにも同時掲載しています。 ＊…

私、小森あしかは、昔住んでいた町に転校と言う形で戻ってきた。 この町には、会いたい人がいる。 それは、小さなころに出会った、大きな耳と尻尾のある、今の自分と同じ中一くらいの男の子…

私、冬本 美咲。中学2年生。ドジでお節介な私の初めての彼氏は……3年前に死んだ同級生の幽霊だった？！ しかも、幽霊の涼くんは私を殺そうとしてくるし……何で？！ どうにか殺され…

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

少女は友達が居なかった。 そんな時プレゼントしてもらったぬいぐるみ。 名前は……。

高校２年、上島拓斗はチャラいヒップホップ野郎だった。 とある月曜日、３バカトリオのユルい日常は、事故「死」と「変身」で装いを変じる。 取り返しのつかない新たな日常がはじまるなか、…

自分の心無い言葉で恋人を永遠に失った一哉は、空虚な日々を過ごしていた。 ある日、一匹の黒猫を拾ったことで、一哉の生活が少しずつ変化していく……。 『黒猫って、魔女の使いだったの…

小学６年生の朝井祈理は大阪から東京へ引っ越してきたばかり。転入２日目、祖父と兄が将棋のプロ棋士だという浅倉晶と出会う。晶と仲良くなるために将棋を始める祈理だが、やがてその楽しさに…

「奇妙な話でした。くねくね、メリーさん、八尺様……有名な怪談ばかりです。でも、その怪談の怖さは、呪いや幽霊じゃなくて、チェーンソーで成り立っていたんです」 不幸や呪いに頼ってら…

交通事故で両親を亡くした奈津子は、過疎化の進む小さな村で新しい生活を始めた。 家族の温もり、優しい友達。彼女がずっと望んでいたものがそこにはあった。 新生活に胸躍らせる奈津子。そ…

昔むかし、空の星は天使が運んでおりました。

空が赤く染まった日、ひとりの少年は失恋に沈み、ひとりの少女は自ら身を投げた。 その少年、天見ナノヤは次の日、菊原桐李と名乗る少女と出会うことになる。 様々な化け物が跋扈するこの町…

初めに断っておくと、これは小説でも何でも無い。メモと言っても過言ではないが、ちょっと面白かったので紹介してみたいと思っただけで──まごうことなき、ジャンル「その他」の文章である。…

村外れの深い森には入れば死が訪れるという噂があった……。 ある日、一人の村の男の子がその森に足を踏み入れてしまった。 満月の夜、池に落ちて辿り着いた先は…… 見たこともない化物…

【「『楽しくお仕事 in 異世界』中編コンテスト」中間選考通過作品】 　街の片隅でひっそりと営業している、通称『ウイルス堂』。取り扱っております商品は、転生者である店主が特殊技能…

大学内である意味で有名な先輩と僕は出会い、そして強引に関係をもたれてしまう。 同じ人とは二度としないと公言しているはずの先輩は何度となく僕にちょっかいをかけては雨の日にやってきて…

冬の小樽。 ゲストハウスにやってきた、ひとり旅の青年。 他の客たちは楽しそうに過ごすけれど、彼は──。 「あいつ、何してたんだろう？」 「さぁ……とりあえず、氷みたいに冷たかっ…

たかがシャーベット、されどシャーベット！ レストラン級のレモンソルベができた！

　幼馴染みである朔冬、琉海、琴葉の三人は、琴葉に連れられる形で松葉屋邸を訪れる。 　その場所にはあるものが封じられていた。 計十話＋後日談　2022年4月28日から19時…

とある地方都市の繁華街に「おばけ居酒屋」の異名のある店がある。ボロボロの外観から常連が面白がって呼び始めたのだが、その店には死人や妖怪も顔を出すようだ。常連になると、もう食べられ…

捨てた思い出と、忘れた名前と、隠した感情を、海に拾いに行く話し。 「カラのはら」 　たった一通のメールで再会できるかは、僕とあの子の選択だけで決めるべきだった。海で会おう…

やる気のない探偵の西伊場になんとか仕事をさせたい助手の若林。 そんな折、ある新聞記事が目に止まる。 青色のタッチで有名な新進気鋭の画家 尾崎西風がコンクールで発表した新作はなんと…

ただ生きるために生きている そんな日々を過ごす探索者の元に降り立つ天使 その言動に振り回されるうちに彼はどう変わっていくのか なんてシリアスな話ではなく ダンジョンのある現代社…

　ホッとしたいとき、おいでよ！　私たちのまち茅ヶ崎へ！ 　話数はたくさんあるけど気になるところだけ読んでも雰囲気は感じられる日常小説。 　世界小都市ランキング第５位（日本で唯…

ユーマはある日、バチカン公認のエクソシストと名乗る神父 セルシアと知り合い依頼を受ける。 ユーマの異能力を評価され、日本にいるエクソシスト集団『クロツキ』への加入を勧められる。 …

中学時代には吹奏楽部でコントラバスを弾いていた東郷。自分の演奏を嫌っていた彼は高校に入学すると吹奏楽部には入らず、ただ自宅に帰ってエレキベースを弾く毎日を過ごしていた。しかし地元…

ありがとう

人生というのは退屈の連続だ。 十七歳、高校生のわたし――小鳥遊恭子ですらそう思えるのだから、大人はもっとだろう。 学校、塾、家を往復するだけのつまらない毎日。 そんな毎日の中で出…

友人の実家でもある近所の神社にひとりで年越し初詣をしていた蓮本連太郎（はすもと　れんたろう）は帰り道、身長2メートルのウサギが泣いているのに気づく。 「僕をおいて、仲間が月に帰っ…

T企画参加作品です。 【追記1】 ミステリー作品投稿後1週間で起きた奇妙な出来事を綴る にて、この作品に関する小話のようなものを紹介しておりますので、よろしければそちらも是非是…

2021年4月21日 大幅に加筆してKADOKAWA単行本として発売されます。 考古学者の田辺は防衛省に務める旧友から奇妙な遺跡の調査を依頼される。困惑する田辺と共に集められた６…