概要
なにわのお嬢様小学生、将棋と出会う。
小学6年生の朝井祈理は大阪から東京へ引っ越してきたばかり。転入2日目、祖父と兄が将棋のプロ棋士だという浅倉晶と出会う。晶と仲良くなるために将棋を始める祈理だが、やがてその楽しさにのめり込んでいく…。
将棋初心者の小中学生でも楽しく読める作品を目指しました。
将棋初心者の小中学生でも楽しく読める作品を目指しました。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!子供たちにも将棋の熱さが伝わる、なにわお嬢様の将棋奮闘記!!
私はAI将棋をたまにやったり、『3月のライオン』を愛読していたりなど、それなりに将棋に関心がある人間です(ただし、すごく弱いけど……)。
そんな私だから『リボンの棋士』というタイトルに魅かれてこの児童小説を拝読したのですが、将棋をよく知らない人(特に子供たち)にも十分に将棋の魅力や熱さが伝わる良作でした。
勝負の世界の厳しさや、自分よりも強い人間がいる悔しさなど、そういった部分を児童小説だからといってぼかさずに描き切っているのが良かったです。そういう描写があったおかげで、物語終盤の主人公いのりちゃんの奮闘が大きく光ったのだと思います。
冷静な時は敬語のいのりちゃん(関西出身のお嬢様)が…続きを読む