会多真透

過去に自分なりの正義感を持ち救ってあげようとした主人公、だがその助けは取り返しのつかないしがらみへと変わっていく そんな主人公の元に現れた、火帆。この出会いは一体彼に何をもたらす…

「経験したことない刺激が欲し〜い！」 新学年の初日に教室でそう叫んだ、明るく人気者で群光学園ライバー部所属のギャルＪＫ、阿舞野(あぶの)うずめ。 そして彼女とは正反対の学校生…

高校二年生の新見柚子は人気者。男女関係なくモテる、ちょっとした高根の花だった。しかし柚子には、人気者なりの悩みがあった。５月初めの林間学校、柚子はひょんなことから、文芸部の水上詩…

世のなかには、予想もしないことが起こるもので。 でも、まさか自分が住んでいるアパートが、火事になるなんて思ってもみなかった。 学校のたいていの人間が、その目つきの鋭さ、赤髪から…

卒業間近の高3の冬から大学入学までの間。わずかなモラトリアム期間を、バイト先である塾での元教え子・櫻木霧江は僕を監禁することに決めたのだった。 ※本作は「隔週」での投稿でした。…

春の新学期。ギリギリ高校2年生になった綿見善司《わたみぜんじ》が新教室に行くと学年には居ないはずの美少女の後ろの席だった。前から不登校だった一学年上の先輩、藤原璃々音《ふじわらり…

中学生一年生になった陰キャの江口光希（えぐちこうき）は、クラスの一番前の席になって落ち込んでいた。だが、隣の席になった東美久（あずまみく）に話しかけられるがとにかく僕にとってはウ…

雨村孝之。ポジション隠キャ。容姿メガネ。趣味積読。部活は文芸部…を作ろうとしている。 本達を守るために俺は声をかけなくてはならない。いつも本を読んでいる雲谷さん、俺と文芸部を作り…

オレはあきらめの悪い男。《かくれんぼの鬼》と(オレだけに)呼ばれるあのコを、いまでも探し続けている。ゲーム仲間のタクヤの協力の元、ついにあのコの居場所を突き止めたが……かくれんぼ…

初恋は、好きになってくれた人 誠実で純粋で笑顔が可愛い人。 次に好きになったのは、魅力的な人。 少しだけ強引で、優しくて、心が魅かれてしまう。 彼らは幼馴染で親友。 その間に立た…

2013年夏頃から異変が始まり、2016年に一番酷い時期を経験して、それから現在2022年、再発しています。 ここ10年近く起きていた精神疾患経験を当事者視点からお送りいたしま…

　この年、還暦を迎えたことをきっかけに、北川初子は長年の教師生活にピリオドを打った。……それはまた、胸の中に秘めていた、ある生徒とのお別れを意味していた。そして歴史が繰り返される…

高校生・石原悠人には、母親の再婚に伴い血の繋がらない妹・綾瀬未歩ができた。そこで初めて悠人は自分の中にある感情シスコンに気づく。異常な愛情を悟られまいと、日々素っ気なくしつつも、…

どこにでもいる普通の高校生──新垣 善一が恋をしたのは、桜の下で出逢った平凡な女の子だった。 大好きな彼女に振り向いてほしくて頑張る善一だったが、彼は自らがモテまくりの“ハーレム…

私はとあるラーメン屋に来ていた。 カウンター席に座り、何を頼もうかと悩んでいると隣に女子大学生の白浜蓮芸(シラハマれんげ)が来た。 「...お兄さん、お隣いいですか。」 憂…

「助けてもらったお礼がしたいです！」 　ちょっと強面の男子高校生、小高荘志はふと見かけたナンパを助ける。 　すると、助けた美少女JKからお礼がしたいとせがまれた。 　荘志の退屈だ…

目付きの悪い女子高生・浅里あるては街中でナンパ男に付き纏われていた所を、別の知らないチャラ男に助けられる。 そのまま成り行きで喫茶店に入ることとなるが、チャラ男はすぐに席を離れて…

　遠山 凛斗(とおやま りんと)には双子の幼馴染がいる。彼女たちとは昔ほどでは無いが、最近はいい関係を気付けている自信があった。 　しかし、ある朝ベランダで陽の光に当たっていた彼…

これは、家族との付き合い方に悩む、一人の女の子の物語

悠木玲奈は気が付くと、 とある男性の部屋にいた。 思い出せるのは、迫り来る大型トラックと、 自分の名を呼ぶ男性の声。 改めて自分の様子を確認すると、 その身体は透けていて… …

ハッピーエンドを嫌う文芸部員の二人の行末とは

とある女性の、事件と恋に関する証言記録。 ─── 【御礼】 ミステリーランキング週間9位/日間5位ありがとうございます。（それぞれ、2022/04/13、4/15付） ◯ …

帰りのバスで、隣同士。貴女はなんにも知らないままでいて欲しい。 ──────────── 【他掲載先　※敬称略】 ─ 【文学賞参加実績】 カクヨムWeb小説短編賞202…

　毎晩壁越しに聞こえてくるあの声の主は一見陰キャなクラスメイトの女子だった。 　そんな彼女はどういうわけか主人公のことを知っているようで、普通じゃ満たされない自分を満たすことを主…

今日は特別な日になるはずだった。 こいつに出会いさえしなければ…。 公営団地の小さな公園。 ブランコに揺られて覚悟を決めようとしていた俺の横に現れたのは、狐の化け物だった。

「あっ、ごめんなさいっ！」 高校に入ったなんの変哲もない男子、森下健太は入学式の日に車に轢かれそうになった女子、香川鈴音を助けた。にもかかわらず、彼女は自分から逃げるように離れて…

　ゲスボイスの僕に美少女が頼み込んできたとは……！？ 　これはとんでもないラブコメが始まる予感……！

“氷の姫”こと柚子川緋彩《ゆずかわひいろ》との出会いは最悪なものだった。 ――嘘コク。 他人の心を弄ぶことにしか能がない最低最悪な行為。 ある罰ゲームとしてそれを命令されてい…

長谷川由基３７歳。いわゆるうだつが上がらないサラリーマン。 ある夜、チャラ男に絡まれていた女子高生アコを助けたことで、彼女に懐かれぐいぐい迫られることになるのだが。 ※イメージ…

「充電させてもらえませんか？」 そういって首元を見せてきたのは美しい少女だった。

あたしは赤髪ちゃん！唐突に焼き芋が食べたくなったので教室で焚火！！案の定クラスメートから追放された！！ 保健室勤務の藍髪先生の力を借りてテレワークで生徒会長まで上り詰めたの！！ …

　付き合っていた彼女がこっそり浮気をしていたと知ってガチ凹みするハラダ。 　失意の彼が出会ったのは、二人の見目麗しい少女たち。 　何やかんやあって彼女らを部屋に招き入れた所、彼女…

幼馴染が陽キャイケメンの兄貴に会いに来ているだとばかり思っていたんだが、どうやら陰キャ弟の俺の方が本命だったらしい。俺が部屋から消えようとするとついてくるんだが汗

結婚することになったと家族に報告するため、久しぶりに実家に帰った凛菜。その翌日、実家の家事全般を担っていたアンドロイド「イズミ」が故障して動かなくなってしまった。殺風景なイズミの…

天文部の女の子が卒業間近の好きな先輩にお願いして、星空を一緒に見るお話です。 寒空をテーマに書きました。 ライトな文体の恋愛短編です。あたたかい気持ちになってくれるといいなと思い…

夏休み最終日。 僕は彼女のほっそりとした白い首に手をかけた。 今日は彼女が企画した、旅の終わり。 自殺旅行の最終日だ。 「刹那」というお題で書いてみた短編です。 あまり読後感…

【20,000PV達成！】 大学二年生の冬、森川智樹《もりかわともき》と後藤紗香《ごとうさやか》は約一年半の交際に終止符を打った。 しかしその後も二人は、親しい友達としての関係…

　陽凪(ひなぎ)はどこにでもいるフツーの女子中学生。けれど、大好きなマンガに出てくる作品のキャラクター――いわゆる「推し」にガチで恋しているという「秘密」を皆に隠して、学校生活を…

ヒーローって何だろう？ 何か問題が起きた時、人は「誰かが何とかするだろう」と考えてしまう。 ヒーローっていうのは、自分がその「誰か」になろうとする人なんだ。 高校生の玲雄は、電…

　https://kakuyomu.jp/info/entry/koshien2018_blog_071601 『カクヨム甲子園2018』のキービジュアルから連想する小説を書こう…

《縦読み推奨》 【カクヨムコン8短編賞応募作品】 中学二年生の春。 私は席が隣の彼と、秘密の会話をするようになる。 それは、小説の文章をなぞること。 限られた言葉の中で私は初…

内気な性格の綾瀬文栞は、ある日図書室でクラスの人気者である長瀬が本を借りて行くところを見かける。 そこから徐々に二人の交流が始まっていき―― 2022/2/12　本編完結しまし…

勇者と相対するのは強大な魔王。 まさしく、死の象徴だった。 しかし勇者の心には不思議と恐怖はなく、むしろ頭の片隅にどこか妙に冷めた部分があるのを自覚していた。 「――覚悟しろ！…

――午前二時、学校近くの公園で待ってるね。 そんなメッセージがスマホに届いた。 僕は教師で、送り主は担当するクラスの生徒だ。 一人、外に放っておくわけにもいかず、僕は呼び出しに…

カクヨム甲子園2021ロングストーリー部門奨励賞受賞作。 男子バスケ部のマネージャー、陽咲は先輩達の卒業式を終え、部室で一人ボールを磨いていた。そこへ陽咲の想い人、梅慈先輩がや…

この二年間、片想いした須崎は今日引っ越してしまう。 見送りに来た私は彼に餞別を渡した。 でもそれにはある悪戯が仕掛けられていて――。 あん 彩句さん主催の自主企画『ラブレターを…

山田は隣の席に座っている。 手を伸ばせば届きそうだけれど、その距離はどこまでも遠い。 ※ハッピーエンドではありません。

27歳OLの私――夏井空の家には近所の公園で拾ってきたヒモ男の裕人が住んでいる。 裕人は働かないし、ずっと家にいる。 でも私はそれをとても心地良く感じていて――。 尾岡れき様、…

人生初の恋文をもらった。 でもなんでかな、心臓がちっとも高鳴ってくれないんだ。

詩・歌詞集です。 愛情に呼ばれる涙　 噛み締めてみたい私だろう 浄化してほしい私だろう 永遠にさよならなのさ　胸騒ぎ日和　 涙の申し子なのかな　　 うわ言のように呟く　 そろ…