小説を通じて話をする話の作り方に凄くトキメキましたジャンルも違うのに互いに話をするため小説のページから言葉を伝え合うやり方がすごく好みでこういう関係が素敵だなって思いました
この二人だからこそ味わうことのできる恋愛体験をさせてもらいました。学校ならどこにでもあるような道具や朝読書の時間だけでここまで素敵な青春を構築できるなんてすごいなと思いました。文章中にさらっと描かれた主人公の行動などから「好き」が溢れていてとても愛おしく思えました。また、主人公の行動が現代のスマホ文化への対比のようにも思え、だとすればすごいメタファーを詰め込んでいるなと妄想が膨らみました。タイトルの「初恋をなぞる」がまず素敵なのですが、その回収の仕方も綺麗で素敵でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(219文字)
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(489文字)
とても惹かれる導入と、とても丁寧な描写。読み進めれば読み進めるほど、小説の中の光景が鮮明に思い浮かんできて、瞬く間に作品の世界に惹き込まれていきます。何より、最後の演出はカクヨムの機能を最大限に使ったもので、「こんな使い方が出来るのか!」と驚きを隠せませんでした。書き手の方にも読み専の方にも、小説を読んでみようかと悩んでいる方にもオススメ出来る傑作!綺麗な物語をありがとうございました。
世界の捉え方が独特な10代の感覚が蘇る、、むずさと潔さを提示した良作。
耳が不自由な彼と、文字をなぞって会話をする主人公の様子がテンポよく可愛く描かれていて。とても大切な時間を感じます。朝読にピッタリな爽やかさ。一日を晴れやかな気分にしてくれる素敵なお話です。ぜひご一読ください。
読んだらあなたもきっと、最後の一文をなぞりたくなります。最高!!