「S（少し）F（不思議）」を含む小説

　最愛の夫を事故で喪ったアタシ。ある日、偶然出会った“フロウ”と名乗る人物から『望んだ夢を見られる』と評判の商品“夢の浮橋”を試してみませんか？ と勧められ――。

闇バイトやら強盗やらと何かと物騒な昨今、各家庭の安心、安全もどんどんと脅かされてきている。そこで、こんな防犯装置はどうだろうか……？

久々の連休が来て、私は心身をリフレッシュさせようと、少し遠出のぶらり旅に出かけた。都会を離れて、人気の少ない奥まった土地への気まぐれ行脚だ。きれいな空気を吸い、その地の郷土料理を…

性格が悪い女と性根の悪い玉っころが当て所なくフラフラとします。 ンフフ、虫みたい……。 ジャンルはS（少し）F（不思議）です。

年末恒例の電車内忘れ物のバザーに行った。デパートでよくやるやつだ。安物を集めたワゴンセールを覗いていると、ちょっと面白いものを見つけた。蛇口だ。￥０-となっている。部屋の壁に貼り…

55世紀の太陽系外の惑星が舞台。ニュータイプというか強化人士というか、超人類というかな主人公が、配信しながらダンジョンに潜ってモンスター狩って何か作って食べるお話。 舞台が舞台な…

今日は娘の小学校で学芸発表会。娘のクラスの出し物は歌劇、マッチ売りの少女。なんと、主役は我が子が演じるのだ！　父親として、これは見に行かなくてはならない。だが、主役には妬みやパワ…

大五郎は齢五十のいいおっさんながら、国民的アイドル、平野エリーの大ファン。エリーがまだ無名時代の頃より熱心に推し活をし続けている。そのかいあって、エリーとも少しくらいの交流ができ…

ファミレスでアルバイト中のユウジとナミ。ふたりは両片思いの関係だった。 ちゃんと思いは通じ合っているということを、実はふたりの影は知っているのだった……。

1話完結のSF シリーズへ進化の可能性がある短編たち

　なかなか眠れない夜は、気分転換に散歩する。 　皆が寝静まる真夜中、静寂に包まれた世界。見慣れた雰囲気も闇に染まると全然違う景色に映る。 　そんな時に出会うのが、ちょっと不思議な…

私、朝岡まどか。･･････一応、二十歳。 一応というのは、誰も信じてくれないから。　 　会社の同僚は「はいはい、「自称」二十歳ね。」なんてからかってくるし、キモオタの幼なじみは…

S少しF不思議なお話です

紙に記されたものだけが『日記』ではない。 どんな媒体でも『日記』の定義に入るものを見つけ出すことが得意な、とある男が命の最後にした復讐。 ゾンビ映画にされた世界で、神話生物に蹂躙…

その日、初めましてと出会ったあなたと、いつかは、さようならと別れなければならない。 そんなの辛すぎるから。そんなの悲しすぎるから。 そんなのなんて無くなって仕舞えば良い、と考えた…

主人公・ひなつの持つ直感力という名の第六感は、薄らぼんやり何となく…人よりちょっと当たる頻度が高い程度。 そんな、今日の晩御飯すらピタリと当てたことのない直感が、季節外れのイケメ…

　疲れた。しんどい。楽になりたい。 　精神的な病が理由で退職後、再就職を目指すも連戦連敗。実家暮らしなので衣食住は何とかなっているけど、無職で肩身が狭い。貯金も底をついてきた。 …

Ｓ（少し）Ｆ（不思議）系？

　『文を持つ死神』、彼女はそう呼ばれていた。寿命一年を対価に、死者に手紙を届ける死神だった。 　少年と死神は、戦場で出会う。無垢な目をして銃を握る名も無き兵士を、死神は引き取った…