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踏切~とある会社員と女子大生の会話~

踏切~とある会社員と女子大生の会話~

ほがら

おすすめレビュー

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★★★
★8
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 花岡 柊
    401件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    他人事ではない――――

    タイミング。
    何かにつけても、確かにそういったものはあるだろう。
    日常のそこかしこに、タイミングというやつは潜んでいるに違いない。
    その瞬間、前に進むか後ろへ戻るか。
    はたまた、右へ避けるか、左へ進むか。
    それは、選び取ったタイミングのようでいて、もしかしたら周囲に導かれていることなのかもしれない。

    主人公は、日々の生活に疲れ果てていた。
    全てに自信をなくし、弱気になり、まともな思考ではいられなくなっている。
    何を信じ、どこへ向かえばいいのか、お先真っ暗というやつだ。
    自暴自棄にもなるだろう。
    しかし、彼はタイミングを逃さなかった。
    ほんの僅かにあった小さな光。
    その光あるタイミングを掴んだのだから――――。

    奥さん、どうか彼に優しくしてあげてください。

    • 2018年9月6日 04:26