「鬼（主人公が）」を含む小説

　没落しかけていた華族の令嬢・桔梗は奇跡的に幸せな結婚を遂げるが、その七年後に愛娘含む一家を惨殺されてしまう。 　その後何故か時が戻り、何度も夫の誠二との結婚を繰り返すが、毎度そ…

　鬼が人の肉を必要とする年齢を「喰齢」（くいのとし）という。 　彼らは八年ごとに、人を食わねば生きられない。 　最初に迎える「喰齢」は八歳。彼らはこれを「食べ初め」と呼ぶ。 …

一人の男が妻から裏切られ、自棄になって怪しげなバーで愚痴ってたら異世界へ。死んでも甦るというある意味超絶チートを得たものの、異世界において千に届くかという死と甦りを経て、妻からの…

人の世に蔓延る怪異や呪物を集める蒐集鬼に仕える普通の人間・汐入の物語は結末に向かう。 KAC2025、5つめの三題噺に寄せて。 お題「天下無双」「布団」「ダンス」 ◆各お題を毎…

人の世に蔓延る怪異や呪物を集める蒐集鬼に仕える女・汐入は、既に死んでいることを指摘されていつか見た夢を思い出す。 KAC2025、4つめの書き出し指定小説に寄せて。 ◆各お題を…

鬼と人間の血をひく半妖の阿久里。阿久里は人間を恨んでいた。それ故に夜な夜な人間を襲っていた。 その討伐のために派遣された陰陽師である九条灯更。灯更は阿久里に興味を持ち、自身の屋敷…

人の世に蔓延る怪異や呪物を集める蒐集鬼が次に蒐集を命じたのは、死の予兆をするというケルトの妖精・バンシーの涙だった。 KAC2025、3つめのお題「妖精」に寄せて。 ◆各お題を…

世界中にダンジョンが出現した――。 そして、鬼娘の閉じ籠る空間の中にもダンジョンらしき穴がポッカリと……。 なんと迷惑な穴であろうか！ 現代に生きる鬼はダンジョン攻略に乗り…

江戸時代。それは天下泰平とは名ばかりの怪異が跋扈する世の中。 戦国の世に滅亡した風魔忍者の生き残りの末裔である風間宗次郎は、幕府に仕えて日々影から江戸の町を守っている。 そんな…

　俺は常識人かつ現実主義(自称)な高校生なのに、妖怪の「鬼」が転生した姿らしい！？ 　だがもちろん前世の記憶はないし、命を狙われるハメになった俺の元に現れたのは──かつての仲間……

僕がいた国は、遙か昔に強大な妖精の力を借りて、一代で周辺の国を従えた。それからその力を持つ者を巫女と呼び、最上の地位に据えるようになった。周辺国の供物だけで生活する豊かになった国…

「吸魂鬼って知ってる？」 「知らない。吸血鬼じゃなくて？」 「吸血鬼の始祖。吸血鬼は血を奪うけど、吸魂鬼は魂を奪うの」 「魂？　奪われたらどうなるわけ？」 「さあ？　死ぬんじゃな…

　とある田舎町。普通の高校生活を送っていた奏太は、ある日突然本家に呼び出され自分の役目を知らされる。それは、人の世、妖の世、鬼の世を隔てる結界を守り、そこにできた綻びを塞ぐこと。…

時は16世紀、戦国時代。果てのない戦乱は人心の荒廃を招き、人心の乱れは人ならざる『邪なる者達』を生み出す呼び水となる。人に仇なす魔物を滅する使命を帯びた退魔の尼僧【妙玖尼】は、邪…

愛する彼女と祭りに来ていた高校生の尾上晴也。「鬼面祭」というその祭りは、鬼の銅像が多く立ち並ぶ小さな町で行われた。彼女、二人はＳＮＳで調べた内容を頼りに祭りの醍醐味である儀式を見…

時は徳川幕府が開かれたる泰平の世。 長きにわたる戦を終え静謐を迎えし日ノ本に、鬼の陰が忍び寄り……刀を握りし剣士達は何を救い、護れるのか。 人と妖の戦いが幕を開ける—— ©️2…

試しの投稿です。あとで修正前提で投稿しています。こんな感じの話はどうでしょうか？ 人の欲が暴走するとき、異形――“鬼”が生まれる。 それは麻薬のような薬によって引き起こされ、や…

秋風の吹く、新月の夜だった。 毎年十月に催される祭り「百鬼行列」は、例年にも増す賑わいを見せていた。参加者は揃いの鬼面を着けて、露店に誘われながら一キロメートルの坂道を往く。 そ…

_______雪ノ花　メメ(ゆきのはな　めめ) は探偵である。 だがミステリー物語の主人公のように 特別に頭が良いわけでも ずば抜けた推理力があるわけでもない。 …

　平安の世の日本によく似た、けれど全く別の世界。 　その世界には、『鬼』と呼ばれる怪物とその鬼と戦う『退魔師』と呼ばれる存在がいた。 　これは、そんな世界で『忌子』として生ま…