「蛆」を含む小説

高校二年生の時、校内の文芸部誌に掲載した短編です。 どうかあなたにも、疼きを。

誰もが予想できない超スケール・新感覚のクトゥルフ・ワールド、ここに開幕！ 西暦2098年、地球は色づいていた。熟し、腐り落ちる寸前の果実のように。 果実の表層では小蠅や蛆が死に…

かわいいよ

「賢く、気高く、美しい自慢の兄 そんな兄が、戦争から帰って来た 顔から蛆を溢しながら―――――」 肉が腐り蛆にまみれた兄と変わり果てた兄の世話をすることになった妹と愛の物語

　頭部を切り落とされ、傷口に蛆が湧いた女の身体だった。 　村の道祖神の後ろに、四肢を投げ出して転がっていたそれ は、臙脂色の銘仙を纏っていた。八重が好んでいた着物に、 村人の誰も…

田原修一はひょんなことから”死体の臭い”に強い興味を抱いていた。 その興味が縁を引き寄せ、事故物件ウォッチャーサークル『Owl Night』に加入することとなる。 やがて人見知り…

これはあなたの倫理観と精神力が試される物語。 彼らの罪を"観た"あなたは、果たしてどんな思いを抱くだろうか。 【放火魔】【虐待児】【いじめ被害者】【心中者】【生贄娘】【新人研究員…

家臣の裏切りにより、国外追放された若き王。 追放された王は無人島に流れついて。傷口が化膿する怪我を負ってしまった。 その傷口にわいた蛆。それが成長すると“蠅の女王”を名乗る女性と…

　幼女(偶に美女)の魔女である師匠とその弟子である主人公が薬屋を営む話。 幼女。主人公の師匠。 美女にもなれるが滅多にならない。国七不思議の半分以上はこの人。 スキル:全属性…

禁断の魔導書『妖蛆の秘密』の著者ルートヴィヒ・プリンの末裔にして現代の魔女、ソーニャ・葉月・プリン十七歳は現在、ゆえあって年上の従兄、安部蔵人の元に居候している。若い二人が一つ屋…

神の死んだ世界のあの世、通称イル・ディーヴから白蛆と名乗る女性によって連れ出されたヴィズ・エラル。その少女の現在を知りたくありませんか？ 【時系列】 イル・ディーヴ 　↓　↓　…

十年前、一つの村が二人の少年によって破滅した、ある夏のこと。 少年は妹の死体を捨てるため、山奥を彷徨い歩いていた。 暑さと飢餓に脳を焼かれた少年は、見知らぬ屋敷に辿り着く。 窓か…

日常生活で嫌なことがあったので書きました。 注意 めちゃめちゃ虫が出てきます。苦手な方はお気をつけください。

　隣町には【蛆神様】が棲んでいる。 【蛆神様】はどんな願いごとも叶えてくれる神様で、町の人々は困った時に蛆神様にお願いごとをするそうだが……。

　清澄亮太と、津田霞は、小学校時代を一緒に過ごし、別の中高時代を過ごし。 　再び、同じ大学に通うことになった幼馴染同士で、恋人同士でもある。 　ある日、霞と自分の縁について、友…

翡翠の海に囲まれた島で、少年は腐れ牛の怪を喰う化け猫娘に出会った。 中途半端に人間臭い娘に、人なのか、モノの怪なのかと問えば「どっちがいい？」と聞いてくる。 そんな娘と友だち…

皇白花は蛆虫の湧いた廃棄弁当が主食の引きこもり二十三歳女性。愛妹からの殺害予告によって、白花の甘すぎる人生計画は突如破壊された！ 殺害予告に呼び寄せられ、白花の心臓を狙う少女淑女…

果てなく広がる大樹の森、エルシノア。 人々が樹上に文明を築き、古き教えを守りながら暮らす世界。 その一角、聖樹マナセの里にて、ひとりの娘が病に臥していた。 治療は急を要する。だが…

ある嵐の夜。落雷にあった墓石の前で、墓守の少年は美しい少女と出逢う。雪のように白い髪と肌。薔薇のように艶やかな深紅の瞳。ただひとつ普通と違っていたのは、少女はゾンビだったのです。

石膏みたいに血の気がなかった、貴方の常温の手に、臆病な私は触れなかったけれど、貴方が蛆のえさになった今となってはそれが残念に思われる。