概要
その頚は、あなたの腸を求めて、夜ごと嗤う。
安月給の営業職・小暮孝は、霊感の強い妻・梓と淀んだ街で暮らしていた。ある夜、用水路で不気味な女と出会い、首に赤い輪の印を刻まれる。それは生きた腸を求める怪異「首繰り様」の徴だった。悪夢と体調異変に苦しみ、霊媒師から三日後に腸が腐ると警告される。首だけで襲い来る怪異から命からがら逃げ帰った孝を待っていたのは、妻・梓こそが現在の首繰り様だという絶望的な真実。半年前の梓の死に自身が関与していた記憶も蘇り、体から蛆が湧き出す中、孝もまた首だけの存在となり、怪異の終わらない輪廻に囚われるのだった。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?