翌る日、断頭台には蛆が湧いた。

これはあなたの倫理観と精神力が試される物語。
彼らの罪を"観た"あなたは、果たしてどんな思いを抱くだろうか。
【放火魔】【虐待児】【いじめ被害者】【心中者】【生贄娘】【新人研究員】の六人の人殺しが揃った奇妙な法廷。
彼らの罪を裁くのはありふれた【一般女子高生】。
徐々に明かされていく被告人たちの人柄、そしてその裏側。有罪と判決されたならば、その者に下るのは残酷な罰。
一人、自分を快楽殺人鬼だと認識している少年。
「僕はただの快楽殺人鬼だ。家族のためだった筈なんだけど」
一人、そんな少年のために人を殺したと宣う青年。
「……全てキョラ様のためです」
一人、自分は悪くないと訴え続ける少女。
「そうでもせんと、ルリが死んどった……正当防衛や」
一人、幸せになるためだったと説明する男性。
「未来を誓…続きを読む