「耽美主義」を含む小説

少年愛が禁じられた時代―― 才能あふれる若者ルカは、少年愛者であることにコンプレックスを抱いていた。 だが己の感情と向き合ううちに、少年愛者であることをポジティブに考えるようにな…

病院で看護婦をしている夏目みゆきは、夜勤中の見回りで、今は退院して誰もいないはずの部屋が気になっていた。入ってみると、そこには光る物体が。かつて亡くなった兄を思わせるここの入院患…

色を失った世界で人に美を鑑賞される灰色の美少年グレイは、親戚を名乗る謎の美老人ルクスに飼われて新しい日々を得る。人が夢を亡くした世界であるのにグレイの美しさは人々に夢を見せる。な…

今回のお話は、ミステリーというには規模は小さいが、ジャンルを何にするかは、迷うところなので、敢えてミステリーとします。景虎、景勝、帰蝶の三人は、ハンドルネームによる匿名で行うオン…

あるマンションで一人の男が殺されていた。第一発見者は、新聞配達員で、玄関も、窓も開いていたことで、発見することができたのだ。被害者は、「個人至上主義者」であり、離婚してから、一人…

今回のお話は、耽美主義というものを言い訳のように使って、二人の男性と二人の女性の生き方を夢の中という世界を使って考えるような作品になっています。「世の中というものが、実は無双では…

ある出版社の受賞祝賀会の中で一人の男性が毒殺された。スズランの毒を使っての毒殺で、彼は評論家であり、かつて一人の作家の作品を億票していた。その作家はすでに亡くなっていて、その人の…

「つまりナオミは天地の間に充満して、私を取り巻き、私を苦しめ、私の呻きを聞きながら、それを笑って眺めている悪霊のようなものでした」 独り者の会社員、譲治は日本人離れした美少女ナオ…

不定期更新。自分の新たな詩の形を模索しています。耽美主義から心象風景へと作風を変化させながらも、根本にある祈りを大切に言葉を紡いでいきたいです。

密やかに逢瀬を繰り返す「わたし」と「私」。二人はお互いの躰の一部を切り離して交換する。愛の証として。 薬指を、眼球を、心臓まで。躰を喪いながら充たされてゆく、二人だけの理想郷。し…

T病院で偶然知り合ったK氏の奇妙な話を聞いた「私」は彼の想念と妄想に絡め捕られてゆく。 若干残酷なシーンを含みます。苦手な方はご注意ください。 pixivで編集部のおすすめページ…

私はある日、露天商からひとつの卵を買った。それは天使の卵だと云う。私は半信半疑で露天商の云う通り、三日三晩、卵を月光に晒した。すると卵から美しい天使が孵った。私はその天使と奇妙で…

幼い頃出逢った『あなた』にもう一度逢いたい――私は届かないであろう手紙をあなたに向けて書き綴る。昔を懐かしく思い出しながら。

恋愛対象が身近な場合、 もしくは禁忌とも呼ばれる恋愛をずっと 継続することに異世界の力を借りなければならないとして。 互いを求めあうことは、耽美で未来永劫となる爛れた物語です。

耽美主義俳句を詠みはじめて四年目の春を迎えました。Tumblrに投稿していたものを一部移植し、新作はこちらに投稿していきます。不定期更新です。

Twitter300字SSまとめです。耽美主義幻想文学を掲げ、雪月花をモチーフに東洋風・和風な作品が多めになっています。

耽美主義俳人になってほしいと恋人に云われて俳句を作りはじめてもうすぐ四年目。自作の俳句と、そこからインスパイアされた自作の詩を掲載していきます。タイトルに俳句、本文に詩を配置して…

この地上にオミナとトコが生まれて命というものが生まれた。