「紫陽花雨」を含む小説

梅雨はお好きですか？私は嫌いです。でも、そんな梅雨にもいい所がひとつ。

恋愛をテーマに創作してみました！梅雨の季節なので始まりは雨です。初めての俳句投稿で、たくさん唸りましたが楽しかったです！

2月のある日、6歳になる澪《みお》は母の千寿《ちず》に連れられて、清見《きよみ》家の屋敷の門をくぐった。 母親の再婚相手である父と兄に会うのが楽しみで仕方がない。 寛容な父と優し…

小さな頃から、大事な用事がある日には必ず雨が降るという呪いを身に受けた主人公。 しかしある朝、用事もないのに雨が降っていた。疑問に思いつつ家を出ると、雨の注がれるバス停…

雨の中の紫陽花とカタツムリが好きなので、梅雨の時期のささやかな風景を思い出して書きました。紫陽花好きの方やカタツムリ好きの方に届くといいなと思いました。

多くの人間が憂いを帯びる梅雨の時期。 雨粒で満たされた日常に咲き乱れる、色とりどりの花の情景を描いた短文です。

　いつからだろう。 　私の所だけ雨が降り続いて、どれぐらい経つのかしら。 　雨が降ってなくても、私には降り落ちていく。 　私は雨に嫌われている。 　だから嫌がらせのように雨を降…

理由はなんだろう？ 汚いものから洗い流してくれるし たまに 訳もなく 雨の日 泣きたくなる

風景二十首 ◎雨をうたったうた　五首 ◎春風をうたったうた　十首 ◎紫陽花をうたったうた　五首 目前にその情景が浮かび、 音が聞こえるようにうたいました

ある雨の日。どこにも持って行き場のない「気持ち」に気づいてくれた人は、僕に傘を貸してくれて、一輪の紫陽花をくれた。彼女に借りた傘を返しに行くと、そこに彼女はいなかった。その傘はそ…

ずっと一緒に時を過ごしてきた男友達、蓮ちゃん。 「奈緒の抱きまくらがいい」 毎晩、抱きしめられて、……二人で眠る。 だけど、私と蓮ちゃんは友達だ。

　帰り際、夕立に見舞われた主人公である孔紅が、恋人である桔梗の家で雨が止むまでイチャイチャする話……に出来てたらいいなぁって思ってます。 　イチャイチャってなんでしょね(byわか…

　雨の日の通学路、千景は教会の前に佇む花嫁の霊と出会う。成り行きで彼女の死の経緯を聴くことになった千景。なんと彼女は式の当日に自死したのだという。 　呆れたその理由。そして、その…

額紫陽花。 それは、青い線香花火のような花 紫陽花の花言葉には、様々あるが、中には「移り気」といったものも。 夏の風物詩、花火の中で、儚い印象を持つ線香花火と、青い線香花火のよう…

男は、紫陽花が咲き乱れる海辺の公園で、雨に濡れた女と出会った。 辺りでは、海と、五月雨が孕んだ緑緑しい香りが混ざりながら漂い、男の心を、少し可笑しくさせた。 だから、きっと、 …

梅雨に起きた小さな記憶のお話。 何年か前に急に姿を見せなくなった僕の彼女。ある雨の日、彼女は急に姿を現した。 一章は少年視点、二章からは少女視点となります。

登場人物：夫と妻 夫婦仲も冷えつつある結婚10年目の夫婦。 ある日些細なことで喧嘩して、妻が家出してしまう。 その日は結婚記念日だった。 テーブルに残された紫陽花の意味は…？ …

梅雨の雨が降るとある日の朝。 雨が好きな男子高校生の主人公は、雨の日だけ家を早くに出て寄り道することにしていた。 今日もそれは同じだったのだが、お気に入りの場所で主人公は一匹の猫…

小学生の陽太は玄関にうずくまる緑色の怪物を見た

奏は紫陽花が好きで、近くの公園に咲く紫陽花を見るのを日課にしていた。そして、ある雨の日、ネコサンに出会う。