「異界 和風」を含む小説

心も財布も時間も、「推し」に全てを捧げてきた私。 なのに。推しが……いなくなった。 空っぽになった灰色の私。 迷い込んだ霧の洋館で待っていたのは、二人の美しい人形メイドだった。…

この屋敷で起きたことの記録。一緒に暮らす三人との生活。 一話完結・日記形式の連作。 人外と人のあわいを描いた幻想譚。

※カクヨムコンテスト11　ライト文芸部門参加作品 「いなくなってしまいたい……」 　事故で両親を亡くし、自身も足に障害を負った狭間 流歌。 　社会人として働いて数ヶ月しか経っ…

真咲（まさき）は芋虫を甚だしく嫌悪、恐怖する男子高校生。ある日友人の奏（かなで）と共に芋虫を神と祀る異界へ飛ばされてしまう。鬼の一果（いちか）の助けを借りながら、異界に潜むものと…

約200年前、巫女・天宮澄葉《あまみや すみは》は命を賭し、妖魔の王――魔王を封印した。 現代に封印の儀式の最中、九夜火音《くや かのん》は叔母を妖魔に憑依される。 結界は破ら…

和風ファンタジー『悪霊まみれの彼女』『黄泉月の物語』を一つにまとめた改訂版となります。 主人公は、北海道在住の中学三年生の神無代和樹。 父を早くに亡くし、霊感持ちの占い師の母…

「鏡の間」は呪われた千の鏡の眠る此岸と彼岸の間（あわい）。 千の鏡に名を問われ、答えた者は、忽ち鏡の中に囚われる。 だがそこには、どんな望みでも叶えてくれる「望みの鏡」があるとい…

甘味処「花月堂」は、地図に載らない。心に深い傷を負った者の前にだけ、そっと門戸を開く。 店主の神楽木花月は、人ならざる美青年。 彼が供する甘味は、人の心を過去の記憶の旅に導き、…

　【26年1月15日　富士見L文庫さまより書籍刊行されます！】 　龍王の「番」――それは本能で惹かれ合う魂の片割れ。 　天涯孤独の少女・千世（ちせ）は、引きとられた遠縁の家で…

呪術剣士の少年、ヨウタロー・アダシノ。 父親は国家運営を担う大呪術師の末子。 母親は妖怪総大将の姫と言う半妖怪。 幼い頃より剣と呪術と妖術を学び、妖怪と人間のトラブル解決に勤しみ…

🌑 冥界のコダマ ― 世界観とあらすじ ジャンル ダークファンタジー × サイバーパンク × 神話再構築SF （アクション／恋愛ドラマ／スピリチュアル・ミステリー） ⸻ …

　出雲桃太は、異界の怪物と戦う為の〝鬼の力〟に馴染めず、劣等生のレッテルを貼られて勇者ＰＴを追放された。「〝鬼の力〟がないキミだからこそ持つ、特別な才能があるはずだ」 　軍事大…

かつて癪気に飲み込まれた東の地は、一部の時間をそぎ落として生き延びた。 時間の骸が積もるその果てに現れたのは、異界――骸日ノ餞。 そこは、選ばれなかった過去たちの吹き溜まり。…

クラスごと異世界ツキノモトへ召喚された星名慶。 能力判定で、幼なじみの静香だけが“無能力”とされ、即座に処刑対象に——。 その瞬間、慶の中で英霊『武蔵坊弁慶』が覚醒する。 得…

　僻地の村に住むひよりは、年頃になったら村に奉られた神のもとに嫁に行くことが決められていた。婚礼の儀が行われ、古びた神社からつながる異界の神々が住まう場所が、ひよりの家となった。…

“ヒノモト”──東方に位置する国。 旅を続ける女剣士の瑠璃は、異世界から来た青年と出会う。 平凡な高校二年生の奥田　朔夜は、突然の轟音とともに校舎ごと異界へ呑み込まれ、気づけば…

都市伝説を追うライター・椎名梓の元に届いた、一冊の黒い手帳──。 その手帳に名を書かれた者は「顔を失って死ぬ」。 ありふれた怪談のように思われた噂は、やがて現実を侵食し始める。…

　僕は一つの視点に過ぎず、きっと主人公なんかじゃない。だから群像劇。この物語はそう表現するのが良いと思う。僕を除けば誰も彼も、“普通”という枠から飛び抜けているから、地の文は殺伐…

　夜高明日佳は将来の夢も希望も持たず、のらりくらりと日々をやり過ごしていた。 　ある日ぐるぐると環状線を廻っていた彼女は、いつの間にかおかしな領域に迷い込んでしまう。異界を彷彿と…

【2030年、日本。】 古来より焔魔（えんま）の出現を許さず、人知れず魔を断ち、日本列島を守り続けてきた者たちがいる。その名は、焔滅士（えんめつし）。 しかし、近年、度重なる地…