「申」を含む小説

歴史研究が趣味の私、本庄百合香（ほんじょうゆりか）は、大学一年のある日、過去にタイムリープをしてしまう。そこは飛鳥時代、壬申の乱直前の奈良県吉野だった。 現代と飛鳥時代を行き来で…

書庫官として働くアリアーナには兄がいる。ある日、兄が魔力暴走事故で死んだと報せが入った。 兄の死因に納得のいかないアリアーナは、背後に「呪われ公爵」セオドアがいることを突き止める…

天智天皇の皇子である大友皇子には二人の妃がいた。一人は大海人皇子の皇女である十市皇女、もう一人は中臣鎌足の娘である耳面刀自である。天智天皇の死後に起きた壬申の乱で大友皇子は大海人…

【マッグガーデン様にて書籍化&コミカライズ決定しました！！】 ある日、Ｉ県とＣ県の県境に地震と共に出現した、現代日本と文化も種族も原生植物も違う大陸、【ガーランド王国】。 ゴブリ…

時は遡ること約1300年前。あの世とこの世が背中合わせの飛鳥時代。国を二分する古代史史上最大の内戦「壬申の乱」を経て、都が近江から飛鳥へと遷り変わる中、政争の具にされ、儚く散った…

　春秋戦国時代のネタキャラ：春信君への転生。 　史記で司馬遷に、『かつて秦の昭襄王を説き伏せて、身を投げて楚の太子を帰国させた輝かしい栄智を持った春申君が、晩年に李園ごときに翻弄…

　妖(あやかし)の城。 　それはこの地の伝説。 　古くは壬申の乱から、ここにあったと言われて、それは妖の血を引く王 に代々受け継がれていたと伝承がある。 　壬申の乱の立役者…

飛鳥時代、後に天の文字を贈られた二人の大王がいた。 兄天智天皇、弟天武天皇。 天智天皇は蘇我氏を討ち、倭国の基盤を整え、強く揺るがぬ国を目指す。 天武天皇は律令を固め、国を日の本…

歴史の教科書では一瞬で通り過ぎる飛鳥時代。 時代に翻弄されながらも生きた若者達がいた。 愛や友情、義理や憎しみーー きっと彼らの胸の内は、現代を生きる私たちと大きくは変わらない…

謁見の間。王女殿下は宣言する——「婚約破棄は配置転換です」。無為な王子は解任、書記官として辣腕を振るってきた伯爵令嬢リディアは外務長官代理に就任。旧婚約者陣営は「辞令違法」「権限…

　戦国時代、織田右府公。織田上総介信長が、元服前に野伏と考案した戦国蹴球（サッカー）。右大臣となった信長公が安土の城で見下ろすは、天下の毬か、それとも蹴る毬か……。 　甲賀忍軍の…

※タイトル変更しました。 リメイクという名の二次創作、 あるいは原案だけパクったリライトかも知れません。 あるいはただの悪文かも。 ご本人様の了承を得て書いておりますが、 お…

むかしむかしのお話です。 神様はとても困っておりました。 神様が仕事を頼んでも、頼まれた動物達は争いを始めてしまい仕事が手につかなかったのです。 ある年の暮れのこと、神様は…

初めての江戸詰めで麻布の仙台藩下屋敷に赴任した暮林申之丈。近くの料理茶屋で、おのぶと出会い物語は始まった。

キスをしただけで受胎してしまう危険な伝染病に罹患している『笙悟陰　香狩（しょうごいん　かがり）』は親友の『雷電池　新（かんだち　あらた）』と共にその現実にどう立ち向かっていくのだ…

西暦663年、白村江の戦いにおいて、日本（倭国）と百済の連合軍は、唐・新羅連合軍に大敗。以降、日本は「内政重視」へと転換し、天智天皇もその後まもなく崩御、天武・持統・文武へと政権…

或る青年の話である。 　尤も彼が生きてゐたかどうか、それすら明瞭とは申せぬ。 　何故なら彼は、既に其の時分――心という器の半ばに、透き通った水の代りに、どす黒い濁流を湛えてゐたか…

縦読み横スクロール型　青春冒険活劇譚　『タンタカタン』！！ 市立綾織高校。２年生始めの日に僕--「鷺淵 傘音（さぎぶち かさね）」は、まだ芽吹く前の桜の木の下に大量のカラスが止…

静まり返る放課後の教室に、“何か”がいる――。 少女の目に映るのは、幽世（かくりよ）の影。 日々強まる巫者の力。しかし彼女は頑なに怪異を否定する。 拒絶の裏に隠された真実とは………

事故で爪先を失った少女『掛川』は生きる気力すらも失い、無味乾燥とした高校生活を送っていた。生きがいである水泳どころか、日常生活にも支障が出てくる始末で、人生に絶望していたのだ。 …