「未言」を含む小説

わたしがその日に見つけた未言を羅列します。 ほぼ備忘録、未言を並べるだけです。 たまに短歌くらいは入れるかも。 つまり、未言の日記。

未言屋店主・奈月遥の短歌を掲載します。 古語・未言・分かち書きという、他の現代歌人とは全く異なる、それでいて古式ゆかしく、さらには誰も真似できない新しい短歌の美しさを贈ります。

冬の雨に濡れるのを嫌がって、夜のバーに逃げ込んだ。 なにもすることがない時間、酒と共につらつらといつも抱えている気持ちに向き合った。 これは都合のいい物語の序章にもなれなかった、…

不妊治療の甲斐なく子どもが出来ないことに悩んだ妻は、夫への愛も失くしてしまっていた。 そんな妻にまた愛してほしいと夫は努力すると言うものの、そんな苦労をかけることも彼女の罪悪感を…

古来、人から和歌を贈られ、その和歌を読み解いて受け止めた者が『神』と成る国が極東にありました。 この国は神の頂点に立つ皇が他の神を貴族として従えて長く国を治めておりました。 現在…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

拡張現実《AR》。リアルにデジタルを被せて現実を拡張させる技術は、デジタル情報の流れが生み出す粒子の振動を増幅して伝える新素材の開発によって、触れられるものへと発展した。 その技…

人の言葉を食べるという吸言鬼。 牧が拾った少女はそんな自己紹介をしてきた。 その吸言鬼は、牧が扱う『未言』という造語が美味しいからと牧の家に居座ることになった。 牧は厄介でおかし…

未言を利用したおまじないを紹介しちゃいます。 どんなおまじないでも、次の三つは用意してください。 ①願いを叶えたいという素直な気持ち ②自分は幸せになってもいいと許してあげる優…

とある国の主神である神樹は、五百年に一度自身の分霊を花嫁として皇族に賜る。 しかし長い年月の間に全ての土地を治めることに成功したその国は、神樹の花嫁によって統治すべき未開の地が残…

拡張現実《AR》。リアルにデジタルを被せて現実を拡張させる技術は、デジタル情報の流れが生み出す粒子の振動を増幅して伝える新素材の開発によって、触れられるものへと発展した。 その技…

未言《みこと》。それは、かつて未《いま》だ言《ことば》であらざりし物事たち。 世界の誰も言葉にしていなかった、謂わば存在の孤児たちを、未言屋店主は未言と名付けた造語群として、この…

おかあさん即興のペンギン読み聞かせifストーリー。 ペンギンたちの水漉き影の空（えほんちっくみことばなし）の後に読んだほうがきっと笑える。 https://kakuyomu.j…

みことえほん。 っていう話題が出たから書いてみた。 ノリと勢いと、未言たちの未言ぱわーだけで書いてる、でぃあ こどもたち、な気分で仕上げました。 絵本ちっくな未言のお話。 ひ…

未言――それは、未だ言にあらず。この世界にあって、まだ言葉にされてない物事を表現した造語たち。 そんな未言の由来やモチーフなどを紹介していきます。未言の美しさを感じてくださいま…

技術と神秘を巧みに扱い空を染める職人が仕事を勤しむ空染工房は、神代の昔から続く伝統がある。 工房の親方である彩光と、彩光の弟子であり巷で天才と噂のみつきは、それぞれに空染の仕事を…

未言屋店主たる作者やその周囲の人達が日常の中で見つけた未言の物事を綴る、小さな小さなお話。 未言を知ると、ちょっと日常が楽しくなります。 なお、全て現実で起こったことですので、あ…

未だ言にあらず――それは、未だ言葉としてなかった物事に宛がわれた言葉の未《いま》だ。 それを『未言』という概念で産み出していったのが、未言屋店主です。 その未言屋店主の思い描い…

【五万ＰＶ達成、☆100達成、ありがとうございます】 創作によってステータスが上昇し、特殊スキルを取得する『クリエイティブ・プレイ・オンライン』というヴァーチャルリアルゲームを、…