「文学賞応募」を含む小説

『一人につき一篇のみ』という規定がありながら、無謀にも全十二話の短篇集を応募したところ、群像新人文学賞二次予選を通過したちょっとした奇蹟の作品集です。様様な悲喜劇に対峙する主人公…

第三回「イロカワ文学賞」応募作です。 ＊過食嘔吐描写あり。引きずられてしまいそうな方は避けていただければ幸いです

田口明は悩んでいた。 そろそろ就職活動を始めないとーー。 焦りを感じている中、母親が貯金全額を持って世界一周に！？ これからいろいろどうしよう！？ ドタバタ青春就活ストーリー！ …

それは、とあるインターネット掲示板が始まりだった。 作者も出版社不明の謎の本『備忘録』が神保町の古書店に現れる。神出鬼没だが、見つけた者に幸運をもたらすという。 噂を聞きつけた俳…

【つばさ文学賞応募準備のため、児童書カテゴリにリブート準備中】 　目立つのが苦手で、地味な服ばかり着ているメカクレ女子の月澄佳穂（つきすみかほ）。 　彼女は、祖母からの宿題「お…

無限に続く不思議な水族館に閉じ込められた佳帆は、出口を求めて水族館を探索する中、一人の少女と出会う。少女は佳帆の妹と同じ「りお」と名乗り、佳帆のことを待っていたと言う。少女ととも…

「第二回あたらよ文学賞」応募作品です。 　＊　＊　＊ 海辺の街を一人歩く中、高校生の麻薙は軒先に干されている藍色の布たち――藍染を目にする。唐突な雷雨に見舞われる中、その古屋…

特異体質の青藍は慕っている研究員の湯川が誕生日を教えてくれなかったことにもやもやしていた。 第二回あたらよ文学賞応募作。

高校生活最後の夏、県外へ出て行こうとする恋人の蓮と私は、熱くてダルくてやさしい日々を過ごしていた。 結婚しようねと、高校生の恋人同士、そんな他愛もない約束だってしていた。きっと叶…

本は旅をする。蝶のように羽ばたいて。 『私』は今日も歩く。とある本を読みたくて。 第66回群像新人文学賞応募作。2022年5月末完結。

西風館保一：研究者（人間心理学・行動学）　 西風館ちゑ：研究者（工学）　 西風館友和：保一とちゑの息子（養子） 　　 ≪群像新人文学賞応募作品≫

さまざまな賞に応募したものなどです。

1月24日、僕は札幌駅の４番線ホームにいる。肩からかけたカバンには、6号車のシングルツインの切符が入っている。さあ、これから24時間41分の旅が始まる。 2022年鉄道開業15…

東横キッズのような少年少女を書きたくて、創作しました。地方の架空の歓楽街『Q界隈』が舞台です。 第６７回群像新人文学賞応募作品落選作を大幅に改稿しました。 少しずつ連載していきま…

第4回角川武蔵野文学賞応募作品です。 ・前作 武蔵野うどんを食べに行こう！ https://kakuyomu.jp/my/works/16817330650086987515

編集が失踪/死亡しがちな詩人・我原笑(われわらわらい)には、桃色の猫が見えるらしい。嘘を吐くにしても詩人なら青い猫と言うべきだ。本当におかしな人である。 歌舞伎町文学賞応募作(…

　エッセイの文学賞応募作品。第二の人生をテーマにしつつ、息子の救急搬送をリアルに描写。 　若き日の夏目碧央の夢、結婚、出産、子育てと、短くも赤裸々に半生を語る。そして、息子の為に…

２００２年頃に書いた２作目の長編小説です。 　但し、文学賞選考の過程は想像で書いたものなので、実際とは異なるかも知れませんので予めご承知いただいた上でお読みいただけると幸いです。…

学校には不思議な先生がいる。 ある日のこと、先生が授業の最後に折り本という小さな本を見せてきたので、折り本が気になって先生の元に作り方を訊きに行く。 先生から折り本の作り方を聞い…

NOVEL DAYS 課題文学賞応募作品です。 お題は「忘れたい友達」2000字以内 で書きました。