「折れた剣」を含む小説

荒野の街で孤児として産まれた俺が、小間使いとして、小剣を握って戦場に入ったのは九つの頃だった。 　十一の頃に、皮鎧を着せられて。十三の頃に中剣を持たされた。 　十六の頃になっ…

　西暦二〇三二年より勃発した南極戦争は、人類史上初の対外的武力闘争となった。 　黒い無人兵器群は「黒い軍隊」と呼ばれ、オーストラリア大陸、ニュージーランド、東南アジア諸島、アフリ…

かつて、世界を揺るがすほどの“厄災兵器”を作り出してしまった天才鍛冶師クライヴ。 彼は己の所業を悔い、正体を隠して辺境の村で静かに暮らしていた。しかし、彼の作った武器が世に流出…

― 世界が終わったその先で、まだ、光は流れていた。 神々が死んだ黄昏の時代。 人類はホネでできたボートに乗り、信仰をオールにして、 永遠の夜の海を彷徨っていた。 たったひとつ…

かつて世界の危機を救った伝説の勇者、その勇者が使っていた剣は、後世の勇者を誰も使い手として認めることなく、ただの象徴となっていた。 その勇者の子孫であるリオンは、伝説の物語に憧…

僕の幼馴染の名前はベアトリクス＝レギンスレイヴ。力は最強、剣技は豪快、おまけに巨乳の美人だ。ある日、賞金首ドラゴンとの戦いでベアトの剣『竜骨星』が折れてしまった。刀鍛冶の竜人シェ…

　本能寺で賊軍を存分に斬り伏せた信長は、業火に焼かれる仏像を見ながら「人生五十年、か」と不敵に笑う。 　その瞬間、土台が焼け落ちた仏像が信長へと襲いかかる。 「是非も無し」――…

設定つくってて思った。登場人物おおすぎ。（※重複投稿しています）

時は1908年、人類は突如現れた正体不明の脅威、「魔獣」によって生存領域の多くを奪われた。 残された人類は世界各地に様々なコミュニティとして散り散りになり安全圏を維持しつつその崩…

◆あらすじ◆ 　折れた剣を携えて、一人の男が故郷に帰り着く。その傍らにはかつての友の影。 　勇者と呼ばれた友と旅したある男のエピローグのモノローグであり、或いは面影に語るダイアロ…

剣士に最も不向きなエルフ族の剣士ーカルナ・フィンネ。 冒険者たちがダンジョン探索に励むこの町で、駆け出し冒険者のカルナは毎日剣を振っていた。 そこにひょっこり現れた少女は、この町…

人類国家から魔族達が簒奪し、悪の帝国と呼ばれるに至ったへルティア。 その「全てが始まった街」と言われている街に人族の神官がいる。人族でよく信仰されている陽光神の加護を持ち、常に…

或る夜、娘は野盗に襲われた。 「もし」 そこに声をかける者。 「お困りですか？　娘さん」 なんとも悠長なことを言う。

※以下、本文に至るまでの出来事 言葉を話す二振りの剣を得物とする旅人・コギトは、先の戦闘で片方の剣が折れてしまい、困り果てていた。 『間に合わせでなくちゃんと良い金属を使った剣…

理不尽にも全く知らない異世界に飛ばされた現役高校生板元 健。そんな彼は知らずの内に人間不信、自己嫌悪に苛まれていた。彼は理不尽過ぎる異世界に果てしない怒りを感じ絶望の淵に立ってい…

【6月15日発売☆試し読み増量中】 聖剣エクセルティーアの生まれ変わりであるルティアは、ギルドで働く普通の女の子。 ある日、元の持ち主・勇者アシュアルドがギルドにやってきた！　…