「悲恋×悲恋 花言葉」を含む小説

親友と呼べるほど仲が良かった三人。 それは、さやとしきが付き合うようになってからも変わることはなかった。 ──しきが、さやの記憶を失くすまでは。 すれ違う三人の思いと、届く…

愛媛県の大三島に伝わる「鶴姫伝説」と、勿忘草の名前の元になったというヨーロッパに伝わる悲恋物語を掛け合わせたらどうなるのか━━。これはそんな作者の思いつきから生まれた物語。故にハ…

人とアンドロイドが共存する近未来の東京。 そんな東京に住む少女――香織はいじめを受けていた。そんな香織を勇気づけたのは、とあるアンドロイドだった。 一生一緒にいると思っていた。そ…

『花言葉』 ・アガパンサス…恋の訪れ ・白いスミレ　…無邪気な恋、あどけない恋 ・ポピー　　　…別れの悲しみ、眠り ・アスター　　…恋の勝利、さようなら

お題「黒百合」で書きました。 平家物語を脳内イメージしつつ書きましたが、古語がへっぽこです。 古語は風味付けくらいに思ってください。 黒百合の効能も、御伽噺だと思ってください。 …

ハッピーエンドではありません。 KAC20245 第５回お題「はなさないで」に参加しています。800文字ぴったりにチャレンジしたので、説明不足で申し訳ないです。

浅見秀晴と戸松純子は高校卒業を控えた友人同士。秀晴はホワイトデーのお返しにと花を贈る。互いに旅立ち、純子は夏休みを利用して故郷に帰るが、そこに秀晴は居なかった……。 【妖神（マ…

オーバンとドニーがフィールドワークに出かけた町は、新しい路線の通過地点のせいで、どんどん寂れる一方な上、病が蔓延して住民がこぞっていなくなりつつあるところだった。 ふたりはフィー…

1960年代後半、10月のフィリピンの沖。女流作家の早坂志乃（はやさか　しの）は、とある花を抱えて、船に乗っていた。 南方の海に特攻隊員として散っていった、「自分の愛した女性が、…

ある男は、恋人にプレゼントを贈る時に。 ある女は、疑惑の社長を取材した時に。 ある社長は、ひとり残してしまった妻にメッセージを残す為に。 ある女は、愛しの社長に寄り添う為に。 自…

いつもの湖のほとりで2人で話すことが私にとって幸せな時間だった。 ずっと続くと、そう信じていた──────

かつて恋人同士だったサナとアンディ。彼の新たな婚約者との結婚式に、サナは出席する。とある楽曲のパロディです。

　若き天才画家として名を馳せている佐柄竜善。佐柄が画家を辞めるという話を聞いた美大時代の同期、井川繭子は電話をかける。佐柄は、画家を辞めるに至った経緯を語り始める。 　それから…

「この花の花言葉は、知っているか？」 「ああこれ、リメンバランス・デーに着ける花だろう？　ポピーか。なにか、死者を悼むとか、そういう意味があるのか？」 　リメンバランス・デーは十…

何不自由なく暮らしてきた富裕層の主人公。かぐや姫のごとくあれこれ難癖をつけては婚約を拒否し続けてきたが、ついに１週間後に結納を迎える。彼女が嫁ぎたくない理由とは。そして求める本当…

幼き日に貴族という華やかな身分を捨て人形師となったクリストファーは、ある日の公演で一人の女性と出会う。 セリーヌと名乗った花屋の彼女は人形師の人となり、そして彼の操る人形に魅せら…