「妙な話」を含む小説

　秋定稲成は『三十分の会話で最大三万円もらえる』という謳い文句の実験に参加した。 　実験内容は二人同士の会話を計四人と行うだけ。会話は三周行われる。 　一体なぜこんな実験で三万円…

夜のコンビニ、薄暗い喫煙所でいつも同じ時間に顔を合わせる先輩・国島。友人ではないけれども顔見知りよりは少し近いその人から、煙草一本で妙な話を聞かせてもらうようになった夜の記録です。

目の前に表れたのは突然消えた彼女の娘だという女の子だった… 俺　陽彦(あきひこ) 現在40歳。20代の頃から今の職業であるバーで働く。現在は系列店何店舗かの店長をつとめる。 程…

　私と谷澤は、長い付き合いの友人である。彼が日頃どこで何をしているのかちゃんと知っているわけではない。でも彼は渡した合鍵でしょっちゅう勝手に私の家に遊びに来ては、私物を置いていく…

国民は１本のペンによって秘密裏に管理されていた。 １００年前の天才技術者が、認識できる文字に付随するものをその人間から失わせるというペンを開発した。 そのペンを国から盗み出した男…

　しゃらり。 　その鈴は、時を飛ぶ絡繰りの音。 　しゃらり。 　その鈴は、運命の恋を手繰る翼。 　男の名は岸岡時人（きしおかときひと）。２１歳。 　時人はアルバイト仲間である寺…

爺ちゃんの語る、少し怖くて妙な話 虫が嫌いな人は避けましょう 基本的に怖いの苦手なので、初ホラーになります 怪談風にはなってると思いますので、お気が向かれましたらどうぞ

第二次世界大戦が起こらなかった世界線で繰り広げられる珍奇妙妙、一話完結のコメディー／シリアス短編集です。

　金もない、仕事もない、故郷もない。 　魔王を討伐した後の世界に勇者は必要なく、世界にとって都合の良い道具のひとつでしかなかった彼は腐敗した王族と、世論に振り回されるその国民達に…

23歳の新入社員、慎也。 上司の誘いによるダルい飲み会からの帰宅途中、乗ったタクシーの運転手から妙な話を聞かされる。 その話が気になって仕方ないが、まさかその後、あんなラッキーな…

「そもそもな話だけど」と話を切り出した彼は、少し――いや、けっこう変わった人。 今日もまた妙な話を私に振ってくる。 そんな彼のことを私は……。 とか言う設定のお話って、どうでし…

僕って誰だかわかります？