「大祭」を含む小説

フェリクスは神域の守村・ピュートーで神官として暮らしていた。そこに大貴族で“龍の先祖返り”であるアスカニウスが現れる。アスカニウスは帝都で開催されている大祭をピュートーに誘致した…

クマリ──。ネパールで熱心な信仰を集める、「生き神様」の少女。 普段は館に篭って過ごし、人前に一切姿を現さない存在。 2014年。ネパールの首都カトマンズで行われた大祭で、筆者は…

【イリスのリボン】 　屋敷が火災で焼失したジェラルドは、夜な夜な行方不明となった妻と娘を探していた。 　一方、城下では『左足首だけの幽霊』が家を転々としていると話題になっていたが…

ふらっと旅に出た、武田ねね。彼女が訪れた瀬戸内の島には、１２年毎に行われる大祭と、不思議な伝説としきたりがあり、そこで出会った幼き少女は……？ 『第2回プロット交換会』参加作…

「食いっぱぐれない」という動機で兵士をやっていた少年ティルドは、十年に一度の祭りのために〈風読みの冠〉を受け取ってくるよう、命令を受けた。面倒だが難しくはない任務と思っていた彼だ…

レドワナ大祭……世界でも五本の指に入る大祭に乱入したぼくは、そこで不幸にも『魔女』と出会ってしまう。 辺幽の魔女セレオルタ……セレオルタ・ヘログエス・クアトラレイド・バートリリオ…

柴田恭太郎氏の自主企画 【三題噺】「運命」「トマト」「図書館」 で書いたものです

　山間の寒村である形代村。 　村の鎮守の社では、竹の花が咲いた年には、大祭が行われる。 　帆鳥は、祭の真実なぞ知らぬまま、父の故郷であるその村に帰省したのだった。 ※ カクヨム…

セントクルス連合王国、首都ランドンの片隅。東洋料理屋で働くダニーはオーナーの店の娘リィエンツと恋仲だった。 しかしリィエンツの父ハオレンは「東洋料理の味はセントクルス人には出せん…

2022年度名大祭にて名古屋大学文芸サークルが開催した、来場者参加型リレー小説企画の作品を集めたものになります。ご来場いただいた参加者の方々のおかげで非常に幅広い作品群となりまし…

青森県八戸市やや郊外の私立高校南部サジタリアス学院は、桜並木の丘の頂上にあるカトリック伝統校。その校風は近代の流れから、古風から節度有りきのやや容認の流れに。 ２０１８年５月初…

「わたし、知ってるのよ。姉様のこと」 　復活大祭の朝、桜草の群生地で、姫は従者に告白を迫る。 　十年前、なぜ姉は死ななければならなかったのか。 　ある高貴な一族に仕える者の視点か…

◎あらすじ 　ヒトとモノノケが共存する町、梨浜。その小さな町で、400年ぶりに行われる祭り、継大祭。祭りの中でたくさんの出会いと別れを繰り返す、5人の人物の物語。7日間の祭りの中…

誰もが一度は聞いたことのあるおとぎばなしが根付く国で、生まれた少女ライア。優しい隣人夫妻の助けを借りながら、生意気盛りの弟と慎ましくも楽しく生活していた。２０年ぶりに開催される…

幾万年もの太古の昔。 幽世の世界『魔界アルドラマ』は“始まりの魔王”の手によって治められていました。 始まりの魔王はとても凶暴で、アルドラマに住む魔物たちからは『全てを喰らう者』…

　この小説の人間は、ピンチになったら新たな力に目覚める……なんてことはない。理不尽で、非情な現実を突きつけられる。 　ただ、今ある力で、たまたま居合わせた仲間とともに怪奇現象に立…

『異種間復興祭』 異種（妖怪、宇宙人）との関わり合いや干渉などを目的とした大祭。 地球にとって、人類にとって、異種にとって。この大祭は最高の結末を迎えるのかもしれない。

「千年大祭」の世界観をひとつのくくりとして投稿していきます。

それはそれは昔々の噺でございます。 とある山深い渓谷にある里の、それまた奥にひとりの娘が住んでおりました。 その娘は大層美しかったのですが、他の者と違うところがありました。 白…