「剣客」を含む小説

【三題噺の競作】「島」「薙刀」「廊下」に向けて書いている短編です。連作時代劇『青海剣客伝』のスピンオフ小説。筆が遅くて、チャンバラを経ていよいよ最終盤。完結目指して頑張りますので…

正義の為なら暴力も厭わない天才剣道少年、天玄坂泰之は鬱屈とした毎日を送っていた。 ある日不良に絡まれていた女性を助けると、助けたお礼に異世界へ連れて行ってくれるという。ヤバいやつ…

街角の講談師が語る江湖の物語、それは愛欲に振り回された男たちの悲哀だった。 【登場人物】 ・北辰玄／貪狼剣王（ほくしん　げん／どんろうけんおう） 天下一の剣客。十八で剣の奥義を…

元治元年六月五日。 新撰組による池田屋襲撃のあった夜。 討幕派の志士と共に夜の京都を逃走していた人斬り、不破十郎太は、新撰組一番隊組長沖田総司と対峙する。 天才剣士を相手に善戦す…

その日は、目が眩むほど綺麗な夜空だった。その夜、それを手にしてから全てが変わった。 突然現れた侍に追われる阿原九十九。彼を助けたのは、過去から現代へやってきた男装の剣客、佐々木累…

触手使いとは猥褻な存在だろうか？ ――答えは否、断じて否だ。 高校デビューで運動部に入った白野孝介（しらの　こうすけ）は、慣れない練習の疲れからか熱中症であえなく帰らぬ人と…

ある東国に住んでいた天鬼紫苑はある罪により、その土地から追放された。彼はその時に許嫁である四季桜子を失っていたために途方に暮れ、成り行きに任せて旅をすることにした。 旅をして数…

『屠龍列伝』には以下のようにある。 ＜レーダーなる者、アゲイア帝国ミャスラフの人。姓無く氏無く、家無く親無し。剣客。殺した龍を数えること未だ並ぶものなし。＞ 　英雄譚では勇気ある…

【KAC20227】お題「出会いと別れ」 青海剣客伝のスピンオフ短編です。 メインキャラ、絵都と喜十郎、新二郎の因縁について描いています。読んだ人向け、かつ、作者の思い込みで書…

【あらすじ】 小川町の料理人、忠七は悩んでいた。年来の付き合いである山岡鉄舟から、禅味のある料理を食べたいと言われ、それをどう作るのか悩んでいた。 一方の山岡鉄舟は、禅に、剣に、…

『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』参加作品 お題「お笑い／コメディ」

母の死を機に、生まれて初めて道観を出た王仙羽（ワン・シェンユー）。英雄と名高い父の行方を追う中で、彼は冥府の役人からとある者を探して欲しいと頼まれる。王仙羽は父の情報を渡すことを…

剣風吹きすさぶ修羅の時代、二人の男が雌雄を決さんとしていた。 最強を目指す剣士、宮本は自身の編み出した二刀流の秘儀をもって宿命のライバル佐々木を倒さんとする。 果たして、その「二…

【KAC20221】お題「二刀流」。 剣豪小説。 内容は、カクヨムコンにエントリーした『真・青海剣客伝』スピンオフ小説です。「一之太刀篇」直後のエピソードとして書いてます。もち…

かつて、障がいを持って生まれた双子の剣客がいた。彼らはハンデにも負けず二刀流を極め、神話に残ったという。 その名も……。

　決闘へ向かう一人の剣豪。数多くの弟子を抱え、剣の道に生きる者としては十分すぎるほどの経験を積んできた。 　今日の決闘の相手は一刀流の名手。相手にとって不足はない。それどころか、…

義理の父の跡を継ぎ盗賊の一味の頭になった二代目、脱兎の弥吉と剣客、橘清十郎。二人はお互いの父の勧めで義兄弟になり数年経つもぎこちない。

寒河江一馬は公儀始末人・日下乱蔵の奸計にはまって佐渡送りの流刑となった。あれから十二年の歳月が流れる。恩赦によって辰峰郷に帰ってきた一馬であったが、長年の流刑暮らしで体は不自由の…

神の残滓が星降る異世界に、一人の剣客推参――！！ その昔一人の剣客あり、死してこの世と別れたはずが不意に意識が目覚めると、そこは見知らぬ洞窟の中――。 探索する内、どこから…

　私は日ノ本最強の侍になる。 　嘉永4年に薩摩の地に生まれた私。 　示現流名門の剣道場が、私の家だった。 　私には剣の才があることがわかると、幼い頃から剣術を叩き込まれた。…