「万の神」を含む小説

　万年エキストラである中年男、芸名『ゴンベー』は、時代劇のテレビシリーズ『金太郎奉行』の脇役オーディションを受け、見事、最終審査まで残ることができた。 　通知を受け取りささやか…

大陸から離れたところに位置する島国・倭国。その島には独自の信仰が発達し、八百万の神がいるという。 その神々を守るために『神守衆』は存在した。 信仰を守り、伝え、浄化し、時には見切…

　日本神話を題材にした小説を書いているため、勉強を兼ねてこちらも執筆したいと思います。八百万の神と言いますが、実際、記紀神話と呼ばれるものには、いったいどのくらいの神様が登場して…

大神様が座し八百万の神々様が座す、稀有なる国の中津國の今上帝様は、強力な青龍を抱けし天子様だ。そんな天子様のもとに、吉兆を伝える瑞獣鸞が現れた。 瑞兆を知らせに来たかと思いきや、…

母親と娘２人と霊が暮らした家の話

母親を殺してしまった少年。 それを悔やむ父親。 彼はなぜ、死ななければならなかったのか。 カグツチの一瞬の生涯を描く。

月代夏(つきがわり なつ)は、“普通”だった。 その日も、変わらない日常を過ごしていたはずだったのに──そんな“普通”を呆気なく壊したのは、天から降りてきた異な者だった。 自…

高校3年生の児玉心日は、朝のルーティンである服薬を忘れると、妙な能力が発動してしまう。その直後、動き出す死体に襲われたり、魔術を使う男に襲われたりすることになる。両親の力で切り抜…

【あらすじ】 　この国には八百万の神といって、かつてはどんなものにも神様が宿っていた。王政再開後、この国にも西洋の科学が流入して神様は姿を消した。 　……時は流れて22世紀末、祖…

ある男が死に、ある世界へと輪廻した。そこで与えられた名前は彼がいた世界では忌み嫌われる史上最悪と言われた独裁者の名前だった。そして彼は信仰者だった。かつての祖国の八百万の神々の――

山を飲み込むほどの白蛇。 荒魂から和魂へ讃えあげ、神として祭り上げる。 神代から続く神社の話し。

わたしが住む田舎町で行われる、奇妙な祭り。 満月の夜に火の周りで子供を踊らせ、大人たちは不思議な歌を歌う。わたしはその夜、一人だけおかしなことに気づく。子供が一人、入れ替わってい…

日本には、八百万の神がいるという。しかし八百万も神がいたら、忙しい神と、暇な神が出てくる。 幸せな神もいれば、不幸な神もいる。 不幸な神は、ずっとそのままなのか……。 雨の降る夜…

日本の辺境、島根県Y市の「裏市役所」。 ここには、八百万の神々が様々な相談や悩みを抱えてやって来る。 ２０２０年夏のある日。 とある人物が、友達の神様を見守ってほしいと相談にや…

私的文明論を考えさせてくれた、「Ｌｕｃｉｆｅｒ（ルシファー）」シリーズの新作です。 今回は文明の二本柱である技術と政策について解説しながら、理事種族を全部紹介してみました。 刺激…

『朱山祭』で巫女に選ばれ、山の神と対面することになった十歳の少女ネリ。けれども神や失敗を恐れて、祭りの前日の夜、村から逃げ出してしまった。 その先で出会ったのは、狐の耳と尾を持っ…

大国主命はその昔、国を造らず。 ままに時は流れてその島で、民は苦労を重ねる有様。 救うためにも命を受け、雲太、和二、京三の三兄弟は旅に出た。 八百万の神とファンキーに、目指せ出雲…

　短編です。二人の少年のうち一人が死に、彼はその果てに思いもよらぬ出来事を目にし、知ることとなる──。

姿形は人間と大差ない、神様はどこにでもいる。ただ、あなたが気づいてないだけ―― 神様大国である日本。八百万の神々が人間社会に溶け込んで暮らしている。 それを知る人は神を信仰する…

　八百万の神々のおわす都、久都では今日も忙しい毎日が繰り広げられる。神々の1人、夢観瑠幸世御神の加護を持つ久都の治安維持衆「十二単」は、妖怪退治に迷子探し、祭礼手伝いに自営業まで…