「カクヨムWeb小説短編賞応募」を含む小説

　友達から関係を進めたかった俺は片想いの彼女に告白をした。結果は「ごめんなさい」。 《 カクヨムWeb小説短編賞応募作品》

　 　時は西暦22××年。春のこと。 　未だとりあえずスマホというテクノロジーは手放せないようで、しかし小さな画面をいつまでも首を曲げて眺め続ける、というのは頭も目も疲れてしま…

日雇いバイトで食いつなぐ俺が今回紹介されたのは、家主が出かけている間の自宅警備員……それ留守番って言うんじゃない？

中学1年生の鎧塚　泰己（よろいづか　ひろみ）は幼い頃からヒーローになることに憧れている。それを見守り一緒に過ごす幼馴染の御影　守護（みかげ　まもる）。ある時、ヒーローになってくれ…

冒険者を冒険者組合に紹介して、組合の依頼を冒険者へ仲介する仲介人。彼らは新米冒険者の中から有名冒険者を発掘(スコップ)することから｢スコッパー｣と呼ばれている。 中堅スコッパー…

ある男が全てを失った時、小さなころに祖母と話した神の話を思い出した。 その神は祭ろわぬ神で条件を満たすことでそのものの前に現れて願いを叶えると言う。 「カクヨムWeb小説短編賞…

ある深夜、祖母が亡くなった。その時私は物語の中で淡々と人を殺し、テレビでは登場人物が平気で人を殺していた。 ーーどうして私は祖母の死を悲しむことができないんだろう？ 偽りが本…

　彼女はちょくちょく僕に合いに来る。 　困ったことに彼女はそういう質なのだ。不幸属性というか、引き合うというか。しかし彼女はそんな不幸をいちいちその紙とペンでもって絵や文字に変…

ある夜会で私は主催者から紹介を受けた。 その出会いが運命を決めると、先へと誘い巡り始めてゆく。

衝動買いをした。 無駄遣いと言われても差し支えない、だいたい、衝動買いの9割は後悔するのだが、 残りの1割ははたしてどうだろうか・・・。 カクヨムWeb小説短編賞2022に応…

【カクヨムWeb小説短編賞2022「令和の私小説」部門応募作品】 僕が小学生5年時だ。夏の真夜中、父の同僚と称する人から、泥酔した父をタクシーに乗せて「研究所」前で下ろすという電…

カクヨムweb小説短編賞応募 思いついたので書いてみました

23歳のカナダの留学生僕は生まれて始めてキスをした。 それは、安っぽくてみじめで、でも天災のように収まりのつかないものだった。 彼の誠心、自制心をなぎ倒して、あとに残った荒野…

どうやらこの世界に、魔法はないらしい。 だとすると、私はこの世界唯一の魔法使いかもしれない。 今の私は母親らしき女からアイラと呼ばれている。たぶん六歳前であろう。彼女が「らんど…

私の近所には〈クスダマ〉という名前で皆から愛される野良猫がいる。 少し顔が丸い一見普通の三毛猫に見える彼には、何十年も生きているという噂と私だけ知っているもっと凄い秘密があっ…

世界最強のババアは、無実の罪で投獄された孫娘を助け出すため、わざと捕まり、監獄に侵入する。だがそこは、絶対に脱獄不能とされるア・ヴァシリ監獄であった。 カクヨムWeb小説短…

　発端は筆記具生徒会による圧政だった。生徒会は、文房具における筆記具の重要性をことさら強調し、他文具差別政策を実行したのである。それからというもの、学園のあちこちでいさかいが勃発…

こちらの世界と異世界とが、自由に行き来できるようになった時代。 これは、疲れ果てた社会人の『僕』と『悪魔』が、酒を飲んだり夜空を眺めたりしながら交わす、ただの駄弁り合いだ。 きっ…

SFの舞台『20XX年』を夢見た高校生の話。 ついに迎えてしまった今日、2099年の12月31日。 それでも、この退屈な世界はいつも通り回り続ける。そんなはずでした。 《 カク…

　外国から輸入した欠陥部品のせいで命を落とした少女は、悪徳業者を糾すため、そして僕と恋人になる約束を果たすために、霊になって、親友の少女に憑依した。 　僕が愛するのは、霊になった…