「ほっこり 男主人公」を含む小説

爬虫類は嫌いだったが、カラスに襲われているのを見かけたら助けずにはいられなかった。

「まともな青春、経験したいんだよ……」 　高校受験当日、穂鳥羽在音【ほとばあると】は風邪をこじらせて亡くなった。 　 「あなたは、玉ねぎの皮を剥いてください」 　まともな青春…

レトナークと名のつく異世界で事件は起きた。 王宮に使える大魔導士が魔術に失敗し、世界中に転移陣が出現する事態に陥ってしまう。 その転移陣は使い捨てカイロと同じで、１度使用したら…

イリユスの神殿の将来の長として日々忙しく教育や鍛錬に追われている啼義(ナギ)は、ある日ついに神殿を抜け出す。 そこに、護衛長のイルギネスが現れて── 和やかな息抜きエピソード。

これは何が何でもスローライフを謳歌すると決めた七百歳児の日常を描いた異世界ファンタジー。 日本で社畜生活を送り、過労死した前世を持つ神、雅は趣味は裁縫と料理、可愛いものが大好きな…

便利屋ブルーヘブンより。 未読でも大丈夫です！

僕には動物と話せるという特技があり、この特技をいかして猫カフェをオープンすることにした。一緒に働いてくれる猫スタッフを募集すると、噂を聞きつけた猫たちが僕のもとにやってくる。僕は…

勇者パーティの主力として、北の魔王ヴィステム討伐に貢献した精霊騎士ハルト・カミカゼ。 最高位の精霊を多数使役するハルトはある日突然、勇者に難癖をつけられ勇者パーティから追放されて…

中華風な架空の国・湖藍国。ここの筆屋で働く少年涛淳（タオチュン）は、師匠より貸出期間が過ぎた一本の筆の回収を頼まれる。 「師匠、この人何処に住んでいるのかわかりません」 「それ…

ある日、突然の雨に降られた男は目に入った喫茶店に飛び込んだ。どこか懐かしさを感じさせるレトロな造りの店内で、一人にこやかな笑みを浮かべる店主。彼は男に席をすすめ、「『いつもの』で…

記憶喪失の橙一はある事情をかかえて都会から離れて里山で暮らしている。秋休暇を使い訪れた叔母の息子夫婦の子どもから、「うるうのもり」という絵本の存在を知る。その中に登場する人物が近…

　僕には両親がいる。 　ーーでも、両親はいない。 　思考を停止させて高校へ一人通学することは、もう、慣れた。 　交通量の多い車道も、通る車は３色のみ。 　白、灰、黒。 　色の…

　ーー20××年、夏。 　広島の祖父母の家に帰省することになった高校２年生の光一は、極度の怖がり。 　そんな光一が体験したのは、身の毛もよだつ、不思議な出来事。 　ホラーなのに、…

３月は、介護士の佐々木智樹が担当するデイサービス利用者、 末広大吉さんの誕生月であった。 末広さんは、今年で数え年８８歳を迎える。 デイサービスの午後のリクリエーションには、 お…

友情というのは何年たっても切れるものではないですね。

「西場君。私、変な匂いしないかな？　嗅いでくれない？」 　夏が近づき、汗ばむことが多くなる頃。高校一年生の西場幸（にしばこう）は、同じクラスで、隣の席の関川由里子（せきがわゆり…

地球最後の日が、突然やって来た。 多数の人類と共に死んだ俺の前に神が現れ、幸せだった過去に一日だけ戻してくれるという。 一日だけ戻ってもどうにもならないだろうと、俺は思っていたが…