「だから比喩！」を含む小説

比喩と擬人化に塗れた私好みの短歌5首です。 試験的に1首ずつ分けてみました。

いつも一緒にいる幼馴染と喧嘩してしまった。 今、どこ……。

彼女は、記憶を吐き出す。

中学生東新太郎には好きな人が居る。 初めて好きになった同級生西宮月夜。 まともな接点はないけれど密かに胸をドギマギさせ恋心を実らせていた。 そんなある日の十五夜。新太郎は憧れの西…

迷惑な雨から、始まる恋だってきっとある。 比喩的な表現を使って、ほんのり綺麗な文章にチャレンジしてみました。

人間と『半天使』と呼ばれる能力者が共存する箱庭『ソドム』。その第八地区に暮らす半天使の蓮浦　葵（はすうら　あおい）は鋭く吊り上がった赤い目と神秘性ゆえに人々から『緋眼の半天』と呼…

　――壊れていた？　けっきょく、どちらも同じこと。かたく鎖されていた門は暴かれ、いまやその裡の秘密を守るものはなかった。もちろん物理的なものではない、比喩としての錠前。

前半はここ数年、後半は１０年ほどのものを集めています。

道化師や軽妙こそが憂世とな

「私も……オグリット様が好きです。たとえ記憶が明日まで持ち越せなくても、私はまたオグリット様を好きになります！」 この日の出来事は、数ページ掛かったとしても、思い出を残しておかな…

発展しては淘汰。 会社をたびたび戦国時代や群雄割拠だとキャッチコピーがよく巷などで使われ例える。 しかし、もし比喩的ではなかったら？ 織田信長が異世界から逆に召喚されるようなもの…

「〇〇のような恋だった」をテーマにした恋愛短編集。1話完結なのでどの話からでもお読みいただけます。 ――人には人の数だけ恋のカタチがある。もっぱら恋愛小説しか描かない作者の、恋…

ありがちなナーロッパ世界のとある大都市で、ある日、突然、冒険者ギルドの活動が禁止された。 仕事を失なった冒険者達は別のギルドに移籍するが……それが、その都市を丸ごと地獄のズンドコ…

　現代では皆、仮面で顔を隠している、なんて比喩されることがある。 　僕だって例外ではなかった、君が引き出す前は。

ボツになった比喩表現の、変なのを放出します。弔ってやって下さい。

　レイネ・ドルキアンは悪役令嬢だ。ゲーム主人公を貶める役割を担い、しかしそれに抗って幸せを手に入れた。 　だが90年の人生に幕を閉じようという時になり、親友として70年を共に過…

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

想い合う《きみ》と《おれ》。