主人公は仕事場で評判の女性。最近明るくなったという評判だった。
しかし、この主人公には人に知られたくない事があった。主人公の手に、いつの間にかできたのは、吐きだこ。つまり女性は拒食症的な生活を送っていたのだ。それでも周囲には明るくなったと評判がいい。一体何故——?
主人公の記憶の奥底にあるのは、母親との記憶だ。金魚鉢を割られ、死んでいった金魚や、テストや人間関係。だから主人公は、母親を……。
母親の言いなりになり、虐待ともとれる行為を受け、拒食症になるまで追いつめられたカワイソウな一人の女性。一見そう見えていたにもかかわらず、ラストで衝撃の事実が判明することになる。
主人公はただの拒食症では、なかった。
その隠された秘密を知る時、物語は一転して色を変える。
是非、御一読下さい。