「たぬき主人公」を含む小説

蒸気と歯車で動く街「ヒタカミ」。 タヌキ獣人の新米記者シノと、相棒のカエル型ロボット・カジカは、 日々の取材の中で“街の音”に潜む違和感を追う。 蒸気の霧の向こうにあるのは、真実…

　四国の山奥に創られた全寮制の進学校、私立八色学園。 　気弱な二年の女生徒「志恵（シエ」）は、次々と発生する怪異と執拗な虐めに悩まされる日々を送っていた。一方、学園に蔓延する尋常…

犬……？　いや、ポンポコ太ってどうみてもたぬきかアライグマ、良くてレッサーパンダ。そういう〝生き物〟居ますよね。戦闘力は皆無だが、なぜか家庭カーストの最上位に気が付いたら君臨する…

日露戦争で活躍した軍隊たぬきの子孫のたぬき、喜愛《きあ》と俺は、幼い頃喜愛を助けてから仲良しだ。喜愛は俺に良く懐いてくれて、今でもおりに触れて遊んでいる仲である。ところが幼馴染の…

公爵令嬢エリス・フォンティーヌは魔法が使えず同級生からイジメられていた。そんなある日、化け学界１００年に一匹と言われた転生したばかりの天才たぬき、ハルタンを助ける。エリスと天才た…

　大晦日の夜に繰り広げられる、ある小さなストーリー。主人公の前に差し出されたカップ麺は、果たして赤いきつねか、それとも緑のたぬきか。主人公「私」と優しい「祖母」を中心とした、なん…

大みそかの雪山。ひとりの男が吹雪の中、ビバークしていた。 妻子とは別居。ひとりさみしい家にいたくないと、雪山をのぼったのだが…… 眠気にいざなわれ訪れた世界には、世界一かわいそ…

今から２０年前、母は言っていた。「一生分の運をここで使うとは」

赤いきつね派を豪語するすみれには、緑のたぬきに生涯を誓う公太という幼馴染がいた。 毎日のように一緒に遊びながらも、赤いきつねvs緑のたぬきで争っていた。いけ好かない幼馴染。それが…

　毎週木曜日はカップ麺の日。 　それが、大学に通い始めて二ヶ月が経った西塔佐奈のルーティンだった。 　一人ぼっちでも良い。 　ただ、平穏な日々が送られたらそれで良い。 　――そ…

なんてゆーか大迷惑なんですよね。なんなんでしょうね？　この状況は……あ、私は２４ｈ営業のコンビニほわほわに勤務している角川九十九って、２４歳の冴えない喪女です。創造を糧に生きてい…

諸事情で人間に化けたまま暮らしている 右紺夏音（うこんなつね）＝きつねと 左房紗雪（さふささゆき）＝たぬき。 主人公二人が、交代で喋ります。 東京は上野にやって来た幼馴染の二人…