夏音と紗雪の約束 -ハッピー民踊部!-

作者 水菜月

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★★★ Excellent!!!

民謡と民踊、パッと見た感じ同じなんだけどよく見てね、謡(うたい)と踊りの違いがあるわけさ。
で、ここでテーマにしてるのは踊りの方、民踊。

日本人なら誰でも一度くらいは何かしら盆踊りみたいなのやってると思う。
私は父が謡の方の人だったんで、幼いころによく合いの手を入れたりしたものだ。

みんながその存在を知っていて、誰もが一度くらいは踊ってる、だけど案外その歌詞やルーツや地域性は知られていないだろう。

ここではたぬきさんときつねさんがその紹介役を担っている。
とは言え、たぬきの方は「食いしん坊で、オヤジギャグの得意な、天然ボケ」という作者にそっくりな面もあるのだが?

脇を固めるモブキャラが変人(人じゃないけど)だらけでいい味出してる。
特に私の好みはミンゴ先生と王子フェネック。お前何しにここへ来た?
できることならハシビロコウ師匠の踊りをこの目で見てみたい(笑)

★★★ Excellent!!!

物語の語り部である夏音と紗雪。

ふたりは人間ではないのですが、可愛らしく人間にとって身近な彼らの正体には、物語の中で出会って頂くとして……


この物語を読んでいると、なんとも言えない心地良さに包まれてしまいます。作者様が使われる言葉のひとつひとつが丁寧で、巡る季節の美しさと記憶の中から消えかけてしまった、過去に見ていた憧憬への懐かしさがそうさせるのでしょうか。

同時に物語に散りばめられた、可愛らしいユーモアも温かいです。


是非、この物語に出会ってみてください。