「お別れ」を含む小説

亡国の王女・アナスタシアは十五歳。ちょっとドジだが腕利きの錠前破りだ。腕一本でどんな錠前も、ときには人の心をも開いていく。 かつて自分を救ってくれた恩人に報いるために、彼女はひと…

第２次バンドブーム前夜、バブル熱で浮かれる1988年。 14歳の墨田少年と松木、高本といった連中はどこにでもいる普通の中学生。ずば抜けて勉強ができるわけでもなく、これといった特…

いくつもの困難を乗り越えて文化祭で漫才を披露した、「２年４組のエイリアン」のツッコミである四条優理は、コンビ解散後、日本一のピン芸人を決める大会にエントリーすることを決意する。 …

婚約者だった王太子殿下は、最近聖女様にかかりっきりで私には見向きもしない。 それなのに妃教育と称して仕事を押し付けてくる。 しまいには建国パーティーの時に婚約解消を突き付けられて…

　仕事が終わって帰路についていたわたし。雷にあたって死んじゃった。気が付いたら巨木だらけの森の中だし、背中から羽が生えてるし・・・ 　異世界の森で雷の妖精として、他の妖精達と一…

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おばあちゃんの井戸工房」で魔法…

　この年、還暦を迎えたことをきっかけに、北川初子は長年の教師生活にピリオドを打った。……それはまた、胸の中に秘めていた、ある生徒とのお別れを意味していた。そして歴史が繰り返される…

わんわんのお里、続編です。大好きな人とお別れした後、わんわん達が集まるわんわん達だけのお里に帰ります。 でも、そこでもお里の物語があります。主人と別れた後も健気に、あの世で生きる…

JK…通称自宅警備員であった私は売れないラノベ作家として、売れる日をいつしか夢見ていた。 決してニートではない。 バイトは作家活動が忙しいからしてないけれど、ラノベ書いてるか…

ある会社に勤務をすることになったとある人物… 彼はその会社で何を求め何を成せるだろうか… 華やかに楽しめるのだろうか・・・？ 人に恵まれるのだろうか。。。？

2024年3月21日 10年以上もの間、一緒に過ごしていた地域猫が旅立ってしまいました。 この記憶が新しいうちに、その子との思い出を残そうと筆をとりました。 何もしてやれなか…

　元、女番長だった私は、猫を助けるために道路に飛び出してトラックに轢かれた。 　私の体は鉄の塊に跳ねられて宙に舞う。そして目が覚めると、ずっと憧れていた中世ヨーロッパの様な世界…

伯爵家の長女として生まれたアリアンヌは妹マーガレットが生まれたことで育児放棄され、伯父の公爵家の屋敷で暮らしていた。一緒に育った公爵令息リオネルと婚約の約束をしたが、父親にむりや…

　主人公の佐々木恭祐は、クラスに馴染めず、暗い学生生活を送っていた。高校二年生で、学校イチの不良と噂されている渡邊宏太と同じクラスになる。自分をいじめる生徒と渡邊宏太の存在に怯え…

　卒業……それは最上級生にとって一大イベント。 　しかしその裏で在校生たちが悲鳴を上げていることを、諸君は知っているだろうか？ 　涙と怒りを血と汗で洗う、弥生三月の知られざる闘い…

※前提説明 　約1か月間の大盛況を見せたKAC2024、最終8回目（KAC20248）のお題はラストに因んで「終わり」とかかな～ウフフ。とか妄想していたら、まあ普通に外しましたよ…

　みずほには「みゃーちゃん」という親友がいた。 　みゃーちゃんはいつも同じ公園にいて、みずほが幼稚園児の間はいつも一緒に遊んでいた。 　しかしある日突然、みずほはみゃーちゃんとお…

　KAC20245「はなさないで」で書いたものです。 　あんまり書かないホラーです。 　一応、心臓の弱い方はお気をつけください。一応。

組織お抱えの異能の殺し屋セシル。彼女の能力は、傷をつけた物体を二つに「お別れ」させること。連絡役の私はその力にまつわる恐ろしい話を聞かされる。