「あたたまる 短編」を含む小説

朝の氷に見とれ、病院で“サンタなポリープ”に戸惑い、チャーハンを求めて白米に出会う――。 ちょっとしたすれ違いも、笑いに変えてしまう母とのやりとり。 これは、れなと母が織りなす、…

春のはじまり、ユミはお気に入りのホームズ帽をかぶって、 相棒の猫・エリと小さな探検に出かける。 冒険小説にあこがれて始めた“探偵ごっこ”のつもりだったが、 思いがけない「拾いもの…

夜の森、焚き火のぬくもり、そして三人の笑い声。 少し冷たい秋風の中、女子三人はキャンプ場で 他愛もないおしゃべりをしながら、ゆるやかに時間を過ごしていた。 おっとりした結衣、元…

森の奥で手紙を届けるのは、ゆっくり歩くカメの郵便屋「カメじい」。 ある日、リスから「夜が怖い」とフクロウへ宛てた手紙を預かります。 速さよりも大切なのは、心をのせて運ぶこと――。…

いきなり銭湯に行きたくなった日のこと。

田んぼに囲まれた自販機に集まる、雨の日の小さな主たち。 誰にも気づかれない小さなドラマと、蛙を見守るおばちゃんの静かな優しさを描いた短編。

還暦を過ぎて妻に先立たれ、娘も独立し、一人きりになった斉藤誠一(69)。 ある日思い立ってスカートを履いたところ、近所の主婦・美知留に見られ、あわや不審者扱いされそうになる。しか…

今日、俺/僕は、年の離れた親戚と留守番をした

公衆トイレに住み着く「何か」に転生した俺は、トイレ掃除に来たウサ耳少女と巡り合う。 やがてふたりの出会いは、大陸全体を巻き込むほどの騒動へと発展する。 これは、一柱のトイレの神様…

知哉の祖父母は先祖代々伝わる古い屋敷に住んでいる。その家では度々変わったことが起こるので、知哉は密かに妖怪屋敷と呼んでいるのだが…。そこで起こる怪奇譚あれこれ。

玻璃王国の少女トモリは、ある日突然、見知らぬ国「南風市」というところに転移してしまう！ 途方にくれていたトモリの前に、南風図書館の司書ムムが現れる。 「いい声だな。ちょっと手…

新人死神は初めて、一人で魂を導くことになった。 しかし、初めての相手は一癖も二癖もある少年で・・・？ 死神が魂と触れ合う心あたたまる短編集

大みそかの雪山。ひとりの男が吹雪の中、ビバークしていた。 妻子とは別居。ひとりさみしい家にいたくないと、雪山をのぼったのだが…… 眠気にいざなわれ訪れた世界には、世界一かわいそ…

　男女の会話の一場面を切り取った、ショート・ショート。出来る限り短く描いたので、詳しい状況や心情などは、読者のご想像にお任せします。何か少しでも、読者の方々の心に響くものがあれば…

－短編（読了時間 約３分）－　 ペンギンの『ぺんぺん』と、落花生の『らっかせい』の こころあたたまる ほのぼのショートショートです。 「やあ！　ペンギン」 「あぁ、らっかせ…

春の昼下がり、彼はいつものように、空を見上げていた。 特に、することもなく。 何も、したくなかった。 いつの間にか、目の前には少女が。 「あなた、誰ですか？」 「うーんとね、…

心地の良い朝。見知らぬ少女が家にいた。 心あたたまるハートフルストーリーに見せかけた驚愕の（自分で言うかよ）ミステリー！