概要
不登校だった僕は、君に恋をしました
春の昼下がり、彼はいつものように、空を見上げていた。
特に、することもなく。
何も、したくなかった。
いつの間にか、目の前には少女が。
「あなた、誰ですか?」
「うーんとね、へへへ」
少年と少女の織りなす、ちょっと不思議で心あたたまる恋物語―。
特に、することもなく。
何も、したくなかった。
いつの間にか、目の前には少女が。
「あなた、誰ですか?」
「うーんとね、へへへ」
少年と少女の織りなす、ちょっと不思議で心あたたまる恋物語―。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!ほんわかと心が暖まる。少年にどんな名前をつけようか。
主人公の"少年"は、思春期特有の気怠さに身を委ねた、不登校児。そんな少年の前に現れた謎の少女は、彼の良き理解者だった。
そんな彼女と言の葉を交わすたび、彼の中ですくすくと育っていったのはーーー
この作品には、不要なものが一切ない。題名、選ばれた言葉、そして文章。この3つ全てでもって、美しく完結している。
この作品の1番の魅力。
それは、完璧に削り落とされた必要最小限の表現の元で生み出された、冗長性だ。
それはさながら、一過性で特効薬のない、思春期の如く。
読みきるのに、20分とかからないだろう。是非一読することをお勧めしたい作品だ。